...渡ると小學校がある...
泉鏡花 「遺稿」
...川口を徒歩で渡る気持はなかった...
梅崎春生 「幻化」
...二三 鵠の渡る線の形容か...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...しかし海を渡るときに...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...だのに砂漠で雷が轟き渡るとは...
橘外男 「雷嫌いの話」
...北國街道の宿であつた村を越して村はづれを流れてゐる衣川といふ小川の土手を上つて橋を向ふに渡ると...
近松秋江 「湖光島影」
...最後の栄(さかえ)を示して黄に褐(かち)に紅に照り渡る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...旅客が先きを争うて渡るので広い川原も怖しいほど雑沓した...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...浅草寺(あさくさでら)の巨鐘(きょしょう)の声はいかにも厳(おごそ)かにまたいかにも穏(おだやか)に寝静まる大江戸の夜の空から空へと響き渡るのであった...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...「今に彼の名は世界に響き渡るだろう」と友人を顧みて叫んだと伝えられる...
野村胡堂 「楽聖物語」
...凜々(りんりん)と響き渡るのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...家中に響き渡るやうな聲で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...橋を渡る準備をした...
久生十蘭 「白雪姫」
...誰れだつて渡るからね...
牧野信一 「山を越えて」
...だれも世を渡る仕事の楽でなさが水の上にさえ見えて哀れである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...――このかけはしは一度に一人しか渡ることができず...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...露西亜境の黒龍江(こくりゅうこう)を渡ると四倍になるんだそうですが...
夢野久作 「爆弾太平記」
...こっちへも渡るだろうな」「仲間割れをしッこなしさ...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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