...それは今度の初航海に充分に証明されたところであり、本人が、こっちにとってそれほど貴重な経験を、マドロスとしてあたりまえの働きとして、鼻にかけるところまでは行ってなかったらしいが、駒井にとって、天の助けとも、渡りに船とも、なんとも有難い唯一無二の羅針となったものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...三千両の結納金を出そうと言うのを渡りに船と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三千兩の結納金(ゆひなふきん)を出さうと言ふのを渡りに船と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
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