...そしてまた木津川の長い板橋を渡ってくると...
近松秋江 「狂乱」
...それからの後の場面で荒涼たる大雪原を渡ってくるトナカイの大群の実写は...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...夜の色が野の上を渡ってくる時...
豊島与志雄 「運命のままに」
...海を渡り稲田の上を渡ってくる風が...
豊島与志雄 「月明」
...橋廊下を渡ってくる足音におどろいて起きあがると...
久生十蘭 「無月物語」
...この季節(きせつ)に渡ってくる...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...渡ってくることになったのかということになるのだが...
柳田国男 「海上の道」
...ことに鼠が海を渡ってくるというまでは...
柳田国男 「海上の道」
...北の大陸から毎年渡ってくるものの...
柳田国男 「雪国の春」
...ざわざわ風が渡ってくる...
吉川英治 「黒田如水」
...その中をどかどかと渡ってくる兵や馬蹄の跫音は余りにもおびただしかった...
吉川英治 「三国志」
...そこを渡ってくる驢馬(ろば)の上に...
吉川英治 「三国志」
...その唐橋を渡ってくるのだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...大湖を渡ってくる雪みぞれは...
吉川英治 「新書太閤記」
...縁をしずかな足音が渡ってくる...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...どたどたっと廊を早足に渡ってくる跫音(あしおと)がした...
吉川英治 「源頼朝」
...女が向こうから寒そうに橋を渡ってくると...
若杉鳥子 「旧師の家」
...水田を渡ってくる風は寒かったが...
若杉鳥子 「旧師の家」
便利!手書き漢字入力検索