例文・使い方一覧でみる「渡せる」の意味
スポンサーリンク...ちやんと大川（おほかは）の両岸の景色を見渡せる設備も整つてゐた... 
芥川龍之介 「本所両国」
...ちゃんと大川の両岸の景色を見渡せる設備も整っていた...
芥川龍之介 「本所両国」
...雜誌の第三號印刷代の内金（うちきん）を渡せる見込みがないので...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...そこからは八方の荒地（あれち）が見渡せるが...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...閑静な通りが向うまで見渡せるだけで...
豊島与志雄 「子を奪う」
...平野が一目に見渡せる...
豊島与志雄 「田園の幻」
...くわえ煙草で懐ろ手をしている奴に渡せるものか」「そりゃまたよくねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼は窓から庭を見渡せることに気がついた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...それに庭を見渡せる書斎からなっていた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...一と眼で道路を見渡せる窓際の席に掛けている婦人は...
久生十蘭 「魔都」
...泳いでいる群れの全体を見渡せる...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...「さっき申しましたあの出来事の場所全体がいちばんよく見渡せるようにと思って...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...一ペニーたりとも渡せるものか」と...
穂積陳重 「法窓夜話」
...その墓地はその村ぢゆうをずつと見渡せるやうな小高い場所にあつた...
堀辰雄 「生者と死者」
...しかし私は松林を脱けて白い砂原が一望の下に見渡せる砂丘の上に来た時に...
牧野信一 「サロメと体操」
...「どうして手紙を渡せるんだ...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...……』『今は――』私は一眼（ひとめ）で見渡せる家の中を...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
...そこからは市内が見渡せるだけでなく...
和辻哲郎 「鎖国」
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