...たるきを横に渡した場所に...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...社長の命令で会計から渡したのです...
江戸川乱歩 「五階の窓」
...これに板を渡して溝を越えて庭前に運び出す...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...切符を手渡したり...
太宰治 「待つ」
...条約に拠(よ)る引渡し艦艇表にもその名を止めず...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...アッシスタントもなかなか楽な仕事じゃないよ」ナオミは帯の間から扇子を出して渡してやって...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...旅客は婆さんの言うだけの金を渡し...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...東海道の川々、大抵は舟渡しで、大井川と酒匂川(さかわがわ)だけは特別に台輿または肩クマで渡した...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...無造作に二階番頭に渡して...
中里介山 「大菩薩峠」
...*「これは一体どうしたことなんです親分」半三郎を土地の御用聞に引渡して帰る途...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そんなら下(しも)の渡しがいくらか近かろう...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...内渡しするのである...
火野葦平 「花と龍」
...ヴエルネ氏に渡したものをちらつと見ると...
堀辰雄 「旅の繪」
...ムーアがマクンタイア弁護士に手渡したのに...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...ツイ今しがた慥(たし)かにその鍵を君の手に渡した事を...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...繩のまま駕付(かごつ)きで差渡しになる...
吉川英治 「江戸三国志」
...――小舟は、蟹江川をこぎ上り、蟹江城の滝川一益へ、ひそかに、書面を手渡した...
吉川英治 「新書太閤記」
...そっと匂(にお)う手(ハンケチ)を袖から渡した...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索