...この物体の速度はやはり減殺され...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...しかも余り著しくその速度を減殺されずに更に宇宙の旅を続けることができるであろうと思われる...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...このような兵力の分散により敵の砲兵火力の効力を減殺するのみならず...
石原莞爾 「最終戦争論」
...大いにその勢力を減殺するに至れり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...活動力を減殺しておって...
大隈重信 「日本の文明」
...却ってその効果を減殺するものである...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...いよいよ親しみが減殺されてしまうのでした...
太宰治 「誰も知らぬ」
...画面に時々しか顔を出さないエキストラのタイプの選択いかんによって画面の効果は高調されあるいは減殺される...
寺田寅彦 「映画芸術」
...このせっかくの教育の効果をいくぶんでも減殺しようとするのは考えものであるかもしれないが...
寺田寅彦 「災難雑考」
...色彩は余分の刺激によって象徴としての暗示の能力を助長するよりはむしろ減殺する場合が多いであろう...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...吾人の見たその作物の価値は著しく減殺されるのである...
寺田寅彦 「文学の中の科学的要素」
...その反抗の精神を減殺(げんさい)したるものなれば...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...其史料としての價値が減殺せらるゝ所あるべきは至當の事なり...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...結局探偵小説として効果を減殺する役割しか演じない...
平林初之輔 「現下文壇と探偵小説」
...その花さくときはその稈は花後遂に枯死しその根茎すなわち鞭は大いにその勢力を減殺せられ復(ま)た大形の竹稈を生ずること能(あた)わず...
牧野富太郎 「植物記」
...そしてその性質上永久的であってそれに対する刺戟が社会の進歩につれ減殺されるような貿易とは異る一時的事情によるものである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...我国の植民地と工業上の利益とを共に減殺し...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...力量公平に減殺(げんさい)されているのでいずれともいえない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索