...腹の減るにしたごうて順次その一部ずつを胃に送って消化する...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...腹の減るのもつらかった...
寺田寅彦 「花物語」
...それだけでも自殺者の数が二割や三割は減るのではないかという気がする...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...一本除(と)れば一本減るのだ...
徳冨蘆花 「草とり」
...昆布店は、もしそれが東京にあったなら、恐らくは、増えるか、減るか、したであろう...
直木三十五 「大阪を歩く」
...墨が一センチ動いた時に磨り減る層の厚さが計算出来る...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...気の減るほどハンドルを廻して...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...溜つた給金も減るばかりで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...客の数がぐんと減るということがはっきりみとめられるのだった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「断食芸人」
...これに荷をつけてゆけば長旅の苦労は半分に減ると思い...
久生十蘭 「新西遊記」
...しかしそれだからといってこの別離の苦痛が減るというものではなく...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...今川焼の売り上げがだんだん減るということを...
「小祝の一家」
...それを喰い喰い夜遊びから帰る若者が減るのは当然のことであった...
「小祝の一家」
...御同情が減るでしょう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...結局紋の数がだんだん減るようになったのであります...
柳田國男 「名字の話」
...肉の減るほど研がなければならなかったわけだが――だったとみえ...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...いっこう珍しくないので客は減る...
山本笑月 「明治世相百話」
...巴里(パリイ)の美人の数は日本と同じ位にも減る事であらう...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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