...その減り具合によって日本で...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...數は一つ減りましたが...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...芥川の全集といふものは他の人のに比べると減り方は少ないらしい...
小穴隆一 「二つの繪」
...今までイヤイヤながら組合へ盲従していたものも脱けたり、思案しておったものは急に活路を見出したようにこっちへ附いて来るようになりましたから、谷中派の方は急に気勢が挫(くじ)け、人数が減り、看板だけは上げてあっても、実際の人数は半数にも満たないような結果になって、結局、技術側の勝ちといったようなことになったのでありました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...眼前の大自然の美しさは増しても減りはしなかった...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...牀上の先生も成るべく數の少くなる方がいゝからどん/\減りますよ抔と...
長塚節 「記憶のまゝ」
...加速度は重力の二三倍に減り...
中谷宇吉郎 「宇宙旅行の科学」
...「幾分かは減り方が少なくなる...
中谷宇吉郎 「琵琶湖の水」
...せっかくの逸話もあまり長くかかるので聴手が一人減り二人減って...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...それが七両に減りましたが――」「たいそう少ないようだが」「ヘエ――」「お前のお神さんは手伝っていたわけじゃないのか」「お手伝いも致しましたが――」女主人お米の徹底した吝嗇(りんしょく)振りはさすがに和助の口から言い兼ねた様子です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...神の観念は増えも減りもしない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...碌に出てゐないからぼんやりしてるうち、腹減り、四時頃、東宝食堂の幕の内をとりて食ふ、うまし...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...きまり切った顔が殖えも減りもしない此の小さい村ではそんな事が大した事なんだからね...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...踵がまるで曲って内側に減り込んでいる...
宮本百合子 「思い出すかずかず」
...二十枚とつづけてたのむところが減ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...兵士たちは減りはじめて...
山川方夫 「その一年」
...「地蔵様へ、花供(あ)げろ」ぞろぞろ、尾(つ)いて歩いていた子供たちも、一人減(へ)り、二人減り、彼のまわりは、もう寒い伊吹颪(いぶきおろし)と夕闇だけだった...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...自(おのずか)ら家臣も減り...
吉川英治 「剣の四君子」
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