...そのまた次ぎで一人減り...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...ちっとも減りゃしない」不二子さんは甘える様に云い捨てて...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...如何にや、案内申さむか』と云へば、『腹減りたり...
大町桂月 「鹽原新七不思議」
...何本ときまっている杵の数も減り...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...夏の草なればにや矢車のみひとりいつまでも心強げに見ゆれば朝ごとに一つ二つと減り行くに何が殘らむ矢車の花俛首れてわびしき花の斗菜(をだまき)は萎みてあせぬ矢車の花風邪引きて厭ひし窓もあけたればすなはちゆるゝ矢車の花快き夏來にけりといふが如まともに向ける矢車の花五月十日...
長塚節 「長塚節歌集 下」
...蝋燭(らふそく)の減りやうでもそれくらゐのことはわかるだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「この剃刀の減りやうでは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ヴェル(ヴァルー)に向いてこの深さはしだいに減り...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...災害ニュースは証券取引所の資産を目減りさせる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「バブル崩壊」
...真夜中に近づくと運行が減り...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「見えざる力」
...漁船は年々殖えて魚類は年々減りつゝあり...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...『これらの貧児が梳毛一綛(そもうひとかせ)を紡ぐごとに従来これを紡いでいた貧しい家庭の一綛が減り...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...二十枚とつづけてたのむところが減ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...三匹が幾千匹にも増加します」広海子爵「そうには違いありませんがしかし蠅取男を雇って一日か二日取らせても我輩の家の蠅は容易に減りそうもありません...
村井弦斎 「食道楽」
...夏の暑い時には身体(からだ)の脂肪分が分解されて減りますから食物に多くの脂肪分を要するので冬の寒い時に脂肪分を以て体温を保つと同時に夏の暑いには脂肪分を以て炎熱を避けるのです...
村井弦斎 「食道楽」
...兵士たちは減りはじめて...
山川方夫 「その一年」
...蝋燭の減り加減がやっぱりそれ位の見当で御座いましたそうで...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...自(おのずか)ら家臣も減り...
吉川英治 「剣の四君子」
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