...地下の水蒸気は、此の穴によつて、地球の外へ出で、地震の数を少くし、災難を減らす...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...腫れを減らすためにマッサージを行い...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...出版屋といふものは木版屋に十減れば十だけ注文を減らすので...
小穴隆一 「二つの繪」
...これによって身体全体における動脈内容を非常に少ない量に減らすことは...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...なぜならば水は寒い季候においては風にゆるがされて周囲の氷をすり減らすからである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...過剰の人口を減らす方が可う御座んすよ...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...一人でも減らすのを功徳のように考えていたが...
徳田秋声 「黴」
...それとも軍事予算でも減らすことか...
戸坂潤 「社会時評」
...その中に此ごし/\と物を擦り減らす樣な異(い)な響丈(だけ)が氣になつた...
夏目漱石 「變な音」
...英国においては労働時間を減らすことを主とすると言った...
新渡戸稲造 「自警録」
...ほんとうはこの余分な金で社長に対する父親の負債をもっと減らすことができ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...主人の家の牡羊が毎度盗み食い減らすから主人に疑わるるを憤り...
南方熊楠 「十二支考」
...何とか止すか減らすかして貰おうと...
三好十郎 「斬られの仙太」
...いちど怒ると時間にして一刻(いっとき)が命を減らすだあ...
山本周五郎 「百足ちがい」
...日本の食物をそれだけ減らすにちがいなかった...
横光利一 「上海」
...お前ら自家(うち)の財産減らすことより考えやせんのや...
横光利一 「南北」
...なんとか口実をつけて減らす算段もするでしょうさ」「現にツイ先頃も...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...一銭減らすのも何だか惜しまれた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
便利!手書き漢字入力検索