...敵の手がかりを尋ねるのにも...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...(同年十一月十日)三 澄江堂僕になぜ澄江堂(ちようかうだう)などと号するかと尋ねる人がある...
芥川龍之介 「続澄江堂雑記」
...その家を一人の婆アさんに尋ねると...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...だれか船乗(ふなのり)が街道を通って行かなかったかと尋ねるのが常であった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...しかし私はそんな事をその婦人に尋ねる理由はないと思いましたので...
小泉八雲 田部隆次訳 「忠五郎のはなし」
...あゝ云うものを見にいらっしゃるのは今夜が始めてゞはないんですね」父の長話が一段落へ来た時に滋幹が尋ねると...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...「その男になにか見覚えになる特徴はなかったか」と裁判長が夕刊売りに尋ねる...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...彼女の消息を尋ねることもなしかねた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...第二に我藩の向背を尋ねるというのであった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...こんなところへ何しに来たのだね」竜之助が尋ねると...
中里介山 「大菩薩峠」
...竹林房が押し返して尋ねるので法然が...
中里介山 「法然行伝」
...佐治君が何で自分を態々尋ねるのか不審であつた...
長塚節 「教師」
...さあ召し上がれと来た」「食ったのかい」と主人が冷淡に尋ねると...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...尋ねる住所は燒けてゐて...
林芙美子 「雨」
...尋ねる人の思ふやうな答をする...
別所梅之助 「石を積む」
...全部見たか」とグライドがヒソヒソ尋ねると...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...どうかしているらしい顔だから尋ねるのにどうもしませんというのは最も失礼な返事で...
村井弦斎 「食道楽」
...まだほかに子供は無いか」と尋ねると...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
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