...(同年十一月十日)三 澄江堂僕になぜ澄江堂(ちようかうだう)などと号するかと尋ねる人がある...
芥川龍之介 「続澄江堂雑記」
...』裁判長は丁度子供に物を尋ねるやうな物穏やかな調子で始めました...
伊藤野枝 「ある女の裁判」
...」と百丈が尋ねると...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...両人はそこに登って文殊を訪ねたところが気の利いた僧侶がおって「それは気の毒だ文殊は唯今留守である」どこへ行ったかと尋ねると「日本に行った」という...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...どちらまで? と尋ねる人もある...
太宰治 「律子と貞子」
...なぜ雲を作るんですか?と尋ねると...
立原道造 「夜に就て」
...その行動その事件が如何なる社会状態において生起し得たかを尋ねるか...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...尋ねる人もその他の人もどこにも見えなかった...
寺田寅彦 「野球時代」
...自分の尋ねる敵の手がかりが...
中里介山 「大菩薩峠」
...独りかと尋ねると...
中島敦 「牛人」
...いけないんですか」と主人は心配そうに尋ねる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...貴方はそこでダジュダ侯爵がいるかと尋ねるのよ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...次々尋ねるだろうなあ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...「何処かへ出掛けるの?」彼がその室を出ようとした時に叔母が斯う尋ねると...
牧野信一 「公園へ行く道」
...よく尋ねるとボーラズを指(さ)したんで...
南方熊楠 「十二支考」
...わたしは尋ねるなと目で知らせた...
室生犀星 「童子」
...むろん今の鞭の事なぞ尋ねる勇気はなかった...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...今承わればその人こそ貴殿の尋ねる大月玄蕃で...
吉川英治 「剣難女難」
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