...則ち水火刀兵の諸劫は十の五六を減ずるであらう...
芥川龍之介 「鴉片」
...かつ師団の兵力を減ずるも兵団数を大増加すべしと主張した...
石原莞爾 「戦争史大観」
...而(しか)してその食美ならざれば乳量減ずるを以て...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...「また寸分も減ずることはできないというが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...また数百万円を減ずるわけとなる...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...若し人間生来の抵抗力が段々減ずるとしたならば...
丘浅次郎 「自然の復讐」
...この上は少しでも犠牲を減ずるために...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...急に客足を減ずるなど...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...秋から冬にかけては著しくその売行きを減ずるのである...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...かくのごとき見解と期待との相違より生ずる物議は世人一般の科学的知識の向上とともに減ずるは勿論なれども...
寺田寅彦 「自然現象の予報」
...それを減ずることができる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...うつくしきものはかえってその度(ど)を減ずるが例である...
夏目漱石 「草枕」
...美が輝(かゞやき)を減ずるといふ羽目(はめ)にも陥る危険はないぢやありませんか」自分はさう云(い)ひ切つて仕舞(しま)つた...
夏目漱石 「点頭録」
...この不安の度も減ずるであらうが――と私は念じながら...
牧野信一 「鬼の門」
...理解を何等減ずることなしに...
三木清 「歴史哲學」
...またいわく尾ある猴は月減ずる時甚だ欝悒(うつゆう)し新月を望んで喜び躍りこれを拝むと...
南方熊楠 「十二支考」
...鼠害を減ずるため...
南方熊楠 「十二支考」
...著しくその罪を減ずる...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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