...これは減ずることは出来ない...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...×物質的欲望を減ずることは必しも平和を齎(もたら)さない...
芥川龍之介 「河童」
...彼の肉慾は著しくその働きを減ずるだろう...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...文化が妖怪を減ずるのである...
泉鏡花 「遺稿」
...したがって宗教の勢力を減ずるに至れりという...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...芸術としての価値が減ずるようにさえ思われます...
上村松園 「朝顔日記の深雪と淀君」
...香水の効果を増すことも減ずることもある...
大手拓次 「「香水の表情」に就いて」
...鑑賞の俗悪なために名画の価値を減ずるもの...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...急に榮養力を減ずる...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...誰(た)が為(た)めにか塵(ちり)の牀(とこ)を払はん」「形羸(つか)れて朝餐(てうさん)の減ずるを覚ゆ...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...しかして富の勢力を増加するの手段は実に武力を減ずるの手段にほかならず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...ありがた味も半ば減ずるわけなり...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...悪い処が幾らづゝでも私の目に悪く映る度合の減ずるやうに心挂けるのであつた...
長塚節 「隣室の客」
...謀殺未遂は死刑に一等または二等を減ずることになっていたので...
穂積陳重 「法窓夜話」
...少しもその力を減ずることなく増加し続け...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...人寿八万四千歳に上りそれより八万歳を減ずる時賢劫の第五仏弥勒仏(みろくぶつ)が出る...
南方熊楠 「十二支考」
...鼠害を減ずるため...
南方熊楠 「十二支考」
...三椏なくば紙は風情を減ずるであらう...
柳宗悦 「和紙の美」
便利!手書き漢字入力検索