...×物質的欲望を減ずることは必しも平和を齎(もたら)さない...
芥川龍之介 「河童」
...體を卑くした其事の恥づべきは少しも減ずる譯ではないのだ...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...「また寸分も減ずることはできないというが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...香水の効果を増すことも減ずることもある...
大手拓次 「「香水の表情」に就いて」
...しかしてうぬぼれを減ずるには...
丘浅次郎 「生物学的の見方」
...後になって疲労が出て著しく能率を減ずる結果になったりする...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...わざわざお出向き下さるお客も次第に減ずるであろう...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...一分一毛を減ずる所無きを見るなり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...ありがた味も半ば減ずるわけなり...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...この分ではいよいよ多くなろうとも減ずる気づかいはない...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...行進の速度が著しく減ずるのはもとより...
中島敦 「李陵」
...決して減ずることがないというのが第二法則である...
中谷宇吉郎 「救われた稀本」
...その後酒量は減ずるばかりで増すことはない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...故にたるみを少くせんと思はばなるべく「てには」を減ずるを要す...
正岡子規 「俳諧大要」
...粘液嚢は筋の運動の烈しい場所に筋とそれに直接触れる骨や関節との間に出来ている嚢で摩擦を減ずる用をするものである...
森於菟 「屍体異変」
...したがって営養(えいよう)をも減ずるのと同じなのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...彼らの蓄積に対する動因は利潤が減ずるごとに減少し...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...帽子の生産費を減ずるならば...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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