...これは減ずることは出来ない...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...則ち水火刀兵の諸劫は十の五六を減ずるであらう...
芥川龍之介 「鴉片」
...また教養ある読者界がこの書中に取り扱われた諸種の問題に対して示された多大の興味は今度もなお減ずることなく持続することを敢て希望する次第である...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...太陽のエネルギーの量は輻射のために不断に減ずる...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...かくて徐々に酸素を無くし引火の危険を減ずるためである...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...後者がいかに発達しても前者がそのために減ずるという望みはとうていない...
丘浅次郎 「戦争と平和」
...断続的にその需要を減ずるのである...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...人造藍の需要が増すにつれて天然藍の産額が減ずる傾向をもっているのは著しい現象である...
寺田寅彦 「話の種」
...例えば海面における光度の百分一とか千分一に減ずる深さ幾何とかいう事にしなければならぬ...
寺田寅彦 「物理学の応用について」
...ありがた味も半ば減ずるわけなり...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...そして仕事が減ずるとともに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...淨瑠璃の如き通俗文學も其の價値は減ずる樣になり...
内藤湖南 「大阪の町人と學問」
...これがために獰猛の度はかえって減ずると云っても好いような特徴であった...
夏目漱石 「坑夫」
...人類のためになろうとも報酬はいよいよ減ずるのである...
夏目漱石 「野分」
...藩士の所得大(おおい)に減ずるとは...
福沢諭吉 「旧藩情」
...謀殺未遂は死刑に一等または二等を減ずることになっていたので...
穂積陳重 「法窓夜話」
...理解を何等減ずることなしに...
三木清 「歴史哲學」
...殊に汗を減ずるに使い...
南方熊楠 「十二支考」
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