...渋柿のように真紅(まっか)であった...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...渋柿の渋こそ、そのまま甘味のもとです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...渋柿)*霊山の岩の中に閉じ込められて...
寺田寅彦 「柿の種」
...渋柿)*気象学者が cirrus と名づける雲がある...
寺田寅彦 「柿の種」
...(大正十年三月、渋柿)*眼は、いつでも思った時にすぐ閉じることができるようにできている...
寺田寅彦 「柿の種」
...渋柿)*虱(しらみ)をはわせると北へ向く...
寺田寅彦 「柿の種」
...渋柿)*田端(たばた)の停車場から出て...
寺田寅彦 「柿の種」
...渋柿)*震災の火事の焼け跡の煙がまだ消えやらぬころ...
寺田寅彦 「柿の種」
...渋柿)*大道で手品をやっているところを...
寺田寅彦 「柿の種」
...渋柿)*俳諧(はいかい)で「虚実」ということがしばしば論ぜられる...
寺田寅彦 「柿の種」
...渋柿)*始めて両国(りょうごく)の川開きというものを見た...
寺田寅彦 「柿の種」
...渋柿)*芸術は模倣であるというプラトーンの説がすたれてから...
寺田寅彦 「柿の種」
...渋柿)*大震災の二日目に...
寺田寅彦 「柿の種」
...渋柿)曙町より(十九)映画「カンチェンジュンガ」を見た...
寺田寅彦 「柿の種」
...渋柿)三 連句と合奏連句の文学的作品としての著しい特異性の一つと見るべきことは...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...渋柿)四 連句の心理と夢の心理連句の付け合いに関する心理的過程には普通文学における創作心理に比べてよほど特異なものがあるであろう...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...おときは庭前の柿が渋柿だという事を伝えた...
水上滝太郎 「果樹」
...その渋柿を練ったネリ柿に対して...
柳田國男 「食料名彙」
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