...蟹(かに)を潰(つぶ)した渋柿に似てころりと飛んだ...
泉鏡花 「海異記」
...(昭和十年十月、渋柿)...
寺田寅彦 「映画雑感(※[#ローマ数字7、1-13-27])」
...(大正十年三月、渋柿)*眼は、いつでも思った時にすぐ閉じることができるようにできている...
寺田寅彦 「柿の種」
...渋柿)*虱(しらみ)をはわせると北へ向く...
寺田寅彦 「柿の種」
...渋柿)*コスモスという草は...
寺田寅彦 「柿の種」
...渋柿)*子猫が勢いに乗じて高い樹のそらに上ったが...
寺田寅彦 「柿の種」
...(大正十三年一月、渋柿)*震災後、久しぶりで銀座を歩いてみた...
寺田寅彦 「柿の種」
...渋柿)*「聊斎志異(りょうさいしい)」の中には...
寺田寅彦 「柿の種」
...渋柿)*大震災の二日目に...
寺田寅彦 「柿の種」
...渋柿)*桜の静かに散る夕...
寺田寅彦 「柿の種」
...渋柿)曙町より(八)二女の女学校卒業記念写真帳と...
寺田寅彦 「柿の種」
...渋柿)曙町より(十六)八月十五日に浅間山(あさまやま)観測所の落成式があった...
寺田寅彦 「柿の種」
...渋柿)四 ペナンとコロンボ四月十三日……馬車を雇うて植物園へ行く途中で寺院のような所へはいって見た...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...渋柿)以上に続いてまだいろいろ書くつもりであったのが都合で一時中止したままになっている...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...それから、ずっと降って、江戸時代の作者のもの、明治年間の各大衆作家、例えば、弦斎、渋柿園、浪六等の達人の作品、更には現在の耀(かがや)ける大衆作家諸君の小説、それ等を検べても解るように、我国には西洋に於ける歴史小説の標準より観察して、歴史小説なるものの水準に達した作品は無いのである...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...荒れた狭い庭の柿の木には霜(しも)を置いたやうな小粒な渋柿(しぶがき)がいくつか実つてゐた...
林芙美子 「浮雲」
...おときは庭前の柿が渋柿だという事を伝えた...
水上滝太郎 「果樹」
...なお渋柿をもってこれに代用していたのだから...
柳田國男 「食料名彙」
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