...そして渋柿の実が貧血症のやうに青い顔をしてゐるのを見上げながらいつた...
薄田泣菫 「茶話」
...渋柿)*親類のTが八つになる男の子を連れて年始に来た...
寺田寅彦 「柿の種」
...渋柿)*大正九年の七月に...
寺田寅彦 「柿の種」
...渋柿)*新しい帽子を買ってうれしがっている人があるかと思うと...
寺田寅彦 「柿の種」
...渋柿)*向日葵(ひまわり)の苗を...
寺田寅彦 「柿の種」
...渋柿)*甲が空間に一線を劃する...
寺田寅彦 「柿の種」
...渋柿)*二年ばかり西洋にいて...
寺田寅彦 「柿の種」
...渋柿)*上野松坂屋(まつざかや)七階食堂の食卓に空席を捜しあてて腰を下ろした...
寺田寅彦 「柿の種」
...渋柿)*桜の静かに散る夕...
寺田寅彦 「柿の種」
...渋柿)曙町より(六)小宮(こみや)君は葡萄一株拾ったそうだが...
寺田寅彦 「柿の種」
...渋柿)曙町より(二十)有名なエノケンをはじめて映画で見た...
寺田寅彦 「柿の種」
...渋柿)九 ゲノアからミラノ五月三日朝モントクリストの島を見て通った...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...月花の定座の意義等に関する著者の私見は雑誌「渋柿」の昭和六年三月以降に連載した拙稿を参照されたい...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...渋柿)以上に続いてまだいろいろ書くつもりであったのが都合で一時中止したままになっている...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...或る者は渋柿をなめたようなしかめ顔をした...
豊島与志雄 「塩花」
...自宅(うち)の渋柿は八百屋(やおや)から買った林檎(りんご)より旨(うま)いものだ...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...それでもおっつかなければまた甘干しの渋柿を三ダースも食うさ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...それでもあの柿は見かけばかりで渋柿なんですよ...
水上滝太郎 「果樹」
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