...私達は帰り途の難渋さを思って...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...伝教大師もこの道ではよほど難渋されたと見えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのくすんだ渋さを聴くがよい...
野村胡堂 「楽聖物語」
...妙に割りきれない苦渋さがあります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...若いくせに本寸法で江戸前の渋さがあるうえに...
正岡容 「寄席」
...後年のほうが燻(いぶ)し銀のような渋さに磨きがかかり...
正岡容 「我が圓朝研究」
...渋さの美を知りぬいていた初代の茶人たちは...
柳宗悦 「工藝の道」
...よく「渋さ」の域に達したものがあろうか...
柳宗悦 「工藝の道」
...「渋さ」の美は単純が失われる処には決してない...
柳宗悦 「工藝の道」
...そもそも「渋さ」という如き含蓄ある言葉が他国にあるであろうか...
柳宗悦 「工藝の道」
...なぜならそこには「渋さ」の美があるからである...
柳宗悦 「工藝の道」
...何故なら渋さの美...
柳宗悦 「工藝の道」
...それを積めばおそらくこの渋さの美は...
柳宗悦 「多々良の雑器」
...その帰趣は「渋さ」なのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...誰の手にあの雅致とか渋さとかの美が...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...あの雅致とか渋さとかは...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...それ故彼等には最も豊に渋さの美...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...淡い渋さと、とろりとなれた甘さが、舌を魅するように美味かった...
山本周五郎 「山彦乙女」
便利!手書き漢字入力検索