...余り余裕のない懐(ふとこ)ろから百何十円を支払って大辞典を買うというは知識に渇する心持の尋常でなかった事が想像される...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...……芸術は一つの渇想に過ぎない...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...渇を覺ゆるまゝに...
大町桂月 「小金井の櫻」
...この屋台店の生葡萄酒にて渇を医(いや)す事に致し居候...
太宰治 「花吹雪」
...その渇望が胸の裏を焼きこがして...
太宰治 「火の鳥」
...空想力が枯渇すれば...
太宰治 「ろまん燈籠」
...すべてが餓え渇いてゐる五臓六腑にしみわたつたことである...
種田山頭火 「其中日記」
...彼は何か文学的な渇きをおぼえていたが...
徳田秋声 「仮装人物」
...この日正午より水道涸渇...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...喉(のど)の渇いた時はよかろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...しきりに渇きを訴えた...
久生十蘭 「海難記」
...喉が渇いて全く濕ひの無い事を感じたから...
正岡子規 「九月十四日の朝」
...しばしば孤立的な枯渇を来すものらしい...
松永延造 「ラ氏の笛」
...物質と精神の渇きあがった苦しさを感じているとき...
宮本百合子 「新しい抵抗について」
...ときどきなにかに渇えたような激しさで...
山川方夫 「愛のごとく」
...「重太夫には云わないでくれ」と光辰は囁いた、「おれは疲れて、喉が渇いていた、それでちょっと寄って、休んで、へんな茶を啜っただけだ、それだけだ、本当だ、民部、――重太夫に知れるとまた叱られてしまう、小屋へ寄ったことは黙っていてくれ、黙っていてくれるな、民部」「どうぞお槍を」と云って、民部は光辰の槍を受取りながら、囁いた、「御寝所へ差上げるものがございます、ごらんになりましたらすぐお焼き捨て下さるよう、――私は一命を抛(なげう)って御奉公する覚悟でおります」光辰は気のぬけたような眼で、ぼんやりと民部の顔を見ていた...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...永らく渇(かわ)いていた着物の慾が少しでも満たされたので...
吉川英治 「江戸三国志」
...飢渇(きかつ)か死の影しか見られなかった...
吉川英治 「剣の四君子」
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