...清香五臟六腑に浸み透るとて...
大町桂月 「町田村の香雪園」
...清香までおくり來たるに...
大町桂月 「水戸觀梅」
...鐵道の近き第一公園の梅依々として清香を送るに...
大町桂月 「水戸觀梅」
...枯木の梢(こずえ)に清香馥郁(ふくいく)たる白い花をつける...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...二人でだまって無心にこの絵を見ていたらだれかが「清香(きよか)さん」とあっちのほうで呼ぶ...
寺田寅彦 「竜舌蘭」
...「清香さんをかけて下さらない...
豊島与志雄 「高尾ざんげ」
...お上さんに清香のことを頼んで...
豊島与志雄 「高尾ざんげ」
...清香さんを呼んでみる気になりました...
豊島与志雄 「高尾ざんげ」
...清香が来るのを待つ間に...
豊島与志雄 「高尾ざんげ」
...」清香は善良な笑みを浮べました...
豊島与志雄 「高尾ざんげ」
...」清香は怪訝な面持ちで...
豊島与志雄 「高尾ざんげ」
...清香芳(かん)ばしき明治大帝の皇后宮...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...『広羣芳譜』の茱萸の条下に山茱萸として「朱実山下開、清香寒更発、幸与二叢桂花一、窓前向二秋月一、」の五言絶句が出ているが、この詩は本当の山茱萸のそれではなくてこれは山地の茱萸であろう...
牧野富太郎 「植物記」
...「三月十三日篠池清香亭席上」の詩がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...生母は清香院といって...
山本周五郎 「桑の木物語」
...正篤の母の清香院にとっては...
山本周五郎 「桑の木物語」
...生母の清香院が自分で迎えに来たそうである...
山本周五郎 「桑の木物語」
...自分の栽(つく)った菊がこの好日の下に清香(せいこう)を放っているが訪う人もないのを嘆じている...
吉川英治 「新書太閤記」
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