...いずれ全快した上で自分がすっかり清算するから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...いつになっても今迄の関係清算する云う訳に行かんさかいに...
谷崎潤一郎 「細雪」
...とにかく酒を清算することが私を清算することの第一歩であることはたしかだ...
種田山頭火 「行乞記」
...独りよがりを清算する...
種田山頭火 「其中日記」
...△過去一切の悪業を清算する時機が来たやうだ...
種田山頭火 「其中日記」
...君の過去を清算するつもりで...
徳田秋声 「仮装人物」
...この事件を清算するのにいいからなのよ...
徳田秋声 「仮装人物」
...清算するつもりだからこそ批判もしたので...
徳田秋声 「仮装人物」
...今度はきっと清算するから...
徳田秋声 「縮図」
...思い切って清算することができず...
徳田秋声 「縮図」
...愛国運動はこのいわゆる右翼小児病を批判することによって従来の苟めの大衆性をさえ清算することになるのだが...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...匿名批評の任務は批評する人間の個人的な個別性と偶然性とを清算することを理想とするのではあるが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...今や氏はかつての「農村工業化」という観念を清算する...
戸坂潤 「読書法」
...過去の理論の誤謬を(良心的に)清算するとかいうこともこの頃流行する位いだ...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...これを機会に清算することにしたのだ...
戸坂潤 「『唯研ニュース』」
...若さから誤謬は犯しながら雄々しく実践でそれを清算する働きぶりなどを歴史的に見た劇を上演している...
宮本百合子 「新しきシベリアを横切る」
...あんなに何も彼も清算するのは近来ないそうだ...
宮本百合子 「刻々」
...私は真理を次のように清算することができよう...
柳宗悦 「工藝の道」
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