...「清朗な空気を吸うと気分がすっきりする...
...「今日は清朗な晴天だね...
...「山奥の清朗な湖で釣りを楽しんだ...
...「清朗な水で顔を洗うと気持ちがいい...
...「清朗な音楽を聴きながら読書するのが好きだ...
...一七)三 遲き歩み1俺は未だ究竟の意味に於いて關門を突破した時の爽快と清朗との味を知つてゐるとは云ひ難い...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...まだその尊大なる清朗さには到達していなかったけれども...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...清朗な光、虫の羽音、草葉のやさしい戦(そよ)ぎ、通りゆく羊(ひつじ)の群れの銀の鈴音、大地の力、それらのものが、自分の聖(きよ)き運命をまだ知らないこの少年の夢想を揺っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...田園的な清朗な素質を失わないでいたので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...オリヴィエは清朗な精神と病弱な身体とをもっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...眼つきや身振りや清朗な魂の無音の接触によって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...音楽よ、清朗なる友よ、下界の太陽の荒々しい光に疲れた眼には、月光のごとき汝の光がいかに快いことであろう! 万人が水を飲まんとて足を踏み込み濁らしてる共同水飲み場から、顔をそむけた魂は、汝の胸に取りすがって、汝の乳房から夢想の乳の流れを吸う...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...然し精神は清朗明晰を極めてるがように感ぜらるる...
豊島与志雄 「反抗」
...あの最期の瞬間の激越な清朗さは消え失(う)せ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...清朗と喜悦と恍惚(こうこつ)とに人は満たされる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...清朗なる高峰の上には純なる精神の光明がひらめくのが見られた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...まずここの閑静な事、海に近いせいか、東京よりはよほど暖かい事、空気の清朗な事、紹介された坊さんの親切な事、食事の不味(まず)い事、夜具蒲団(やぐふとん)の綺麗(きれい)に行かない事、などを書き連ねているうちに、はや三尺余りの長さになったので、そこで筆を擱(お)いたが、公案に苦しめられている事や、坐禅をして膝(ひざ)の関節を痛くしている事や、考えるためにますます神経衰弱が劇(はげ)しくなりそうな事は、噫(おくび)にも出さなかった...
夏目漱石 「門」
...清朗な美しきとがある...
野村胡堂 「楽聖物語」
...まさか一年も続くまい」八清朗な日が続いた...
林芙美子 「清貧の書」
...春は浅く、残んの雪に、まだ風は冷たかったが、清朗の空の下、道は快(こころよ)くはかどった...
吉川英治 「三国志」
...清朗で軽妙なあの屋根はほのかな銀色に光っていた...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...そうしてこの成長、突破が年ごとに迫り行くところは、ただ偉大な古典的作品にのみ見られる無限の深さ、底知れぬ神秘感、崇高な気品、清朗な自由、荘重な落ちつきである...
和辻哲郎 「『劉生画集及芸術観』について」
...我々が『イリアス』を読んでその雄渾清朗(ゆうこんせいろう)な美に打たれるとき...
和辻哲郎 「『劉生画集及芸術観』について」
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