...「清朗な空気を吸うと気分がすっきりする...
...「今日は清朗な晴天だね...
...「山奥の清朗な湖で釣りを楽しんだ...
...「清朗な水で顔を洗うと気持ちがいい...
...「清朗な音楽を聴きながら読書するのが好きだ...
...それを捨てれば、君の渇望してゐる自由も、清朗も、爽涼も、即座に君の手に這入つて來るぢやないか...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...明暢清朗なる希臘田野の夢...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...いつも清朗でおだやかであった...
高村光太郎 「智恵子の半生」
...清朗を感じる、書債を果したので身心軽快...
種田山頭火 「松山日記」
...夕の厳(おごそ)かな清朗さ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...田園的な清朗な素質を失わないでいたので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ゴットフリート・ケルレルの清朗な温厚さと生々(なまなま)しい率直さ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...然し精神は清朗明晰を極めてるがように感ぜらるる...
豊島与志雄 「反抗」
...清朗と喜悦と恍惚(こうこつ)とに人は満たされる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...清朗なる高峰の上には純なる精神の光明がひらめくのが見られた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一八三一年の秋の深い清朗さに誘われて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼の恐ろしい清朗さの上に静かにひろがっていった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...まずここの閑静な事、海に近いせいか、東京よりはよほど暖かい事、空気の清朗な事、紹介された坊さんの親切な事、食事の不味(まず)い事、夜具蒲団(やぐふとん)の綺麗(きれい)に行かない事、などを書き連ねているうちに、はや三尺余りの長さになったので、そこで筆を擱(お)いたが、公案に苦しめられている事や、坐禅をして膝(ひざ)の関節を痛くしている事や、考えるためにますます神経衰弱が劇(はげ)しくなりそうな事は、噫(おくび)にも出さなかった...
夏目漱石 「門」
...空氣(くうき)の清朗(せいらう)な事(こと)...
夏目漱石 「門」
...春は浅く、残んの雪に、まだ風は冷たかったが、清朗の空の下、道は快(こころよ)くはかどった...
吉川英治 「三国志」
...心の平静と清朗とを取り返すのを見た時...
和辻哲郎 「夏目先生の追憶」
...また晴れた心の清朗さ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...そうしてこの成長、突破が年ごとに迫り行くところは、ただ偉大な古典的作品にのみ見られる無限の深さ、底知れぬ神秘感、崇高な気品、清朗な自由、荘重な落ちつきである...
和辻哲郎 「『劉生画集及芸術観』について」
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