...スタールツェフはこのひとしきりの混乱に乗じて...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...そして時を移さずその混乱に乗じて...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...混乱に乗じて、私物を持ち出されていないか見に行こう」二人の小さな居間は空っぽ、寝室も空っぽ、何もない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...混乱に乗じてでなければ我々の領内に入りえないもので...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...曲者(くせもの)はその混乱に乗じて手際(てぎわ)よく姿をかくしたものらしく...
吉川英治 「江戸三国志」
...そして青州の兵が訴え出た件は、まったく事実とあべこべで、彼らが、混乱に乗じて、掠奪をし始めたので、味方ながらそれを討ち懲(こ)らしたのを恨みに思い、虚言を構えて、自分を陥さんとしたものであると、明瞭に云い開きを立てた...
吉川英治 「三国志」
...折ふし城門の混乱に乗じて...
吉川英治 「三国志」
...混乱に乗じて火を放った...
吉川英治 「三国志」
...どうしてこう迅速だったかといえば、しきりに孔明の来襲を伝えたものは、実は姜維(きょうい)、魏延(ぎえん)などの一軍で、その本軍は疾(と)くひそかに漢中を発し、間道をとって、世上の耳目(じもく)も気づかぬうちに、陳倉城の搦手(からめて)に迫り、夜中、乱波(らっぱ)を放って、城内に火をかけ、混乱に乗じて、雪崩(なだ)れ入ったものだった...
吉川英治 「三国志」
...その混乱に乗じて...
吉川英治 「新書太閤記」
...その混乱に乗じて...
吉川英治 「平の将門」
...その混乱に乗じてポルトガル人は容易に町を占領することが出来たのである...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??