...それから琉球古語の唯一の辞書『混効験集』の助けによって...
伊波普猷 「「古琉球」自序」
...疑惑はまた疑惑を生み混乱の波紋は日を追うて大きく拡がっていった...
海野十三 「ヒルミ夫人の冷蔵鞄」
...どうもそれ以外の要素と混淆され稀釈されて了うようである...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...思いがけず混浴である...
外村繁 「澪標」
...奇術と飲料との混血児だった...
豊島与志雄 「霧の中」
...全く文字どおりの大混乱でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...第一の混ぜ物処理方法はふつう容量や重さを増やすために...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...帰りの汽車も大混乱でした...
原民喜 「書簡」
...五感が完全に混乱してのびてしまった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...推論において混乱を引き起こすかもしれないので...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...この二人の婦人が会話の中へ屡外国語を混ぜ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...彼方(あっち)でも混雑の際であったから如何(どう)なったか見当らぬと云(い)う...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...大槻文彦(おおつきふみひこ)博士の『大言海(だいげんかい)』(『言海』もほぼ同文)には本当のインゲンマメ(Dolichos LablabL.)と贋のインゲンマメ(Phaseolus vulgarisL.)との二種がインゲンササゲすなわち隠元豆として混説してあって...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...竜の諸譚は蛇を畏敬するより起ったように竜と蛇を混同してその崇拝の様子や種別を詳説されたが...
南方熊楠 「十二支考」
...「美しい恋をする人たちの中に混じって生きていられない私ですから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...非常な混雑であった...
森鴎外 「心中」
...ですがこのことは美術と工藝との混同に過ぎないでしょう...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...そして青州の兵が訴え出た件は、まったく事実とあべこべで、彼らが、混乱に乗じて、掠奪をし始めたので、味方ながらそれを討ち懲(こ)らしたのを恨みに思い、虚言を構えて、自分を陥さんとしたものであると、明瞭に云い開きを立てた...
吉川英治 「三国志」
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