...彼女の意見は、その議論の淵源となった...
...フランス料理の淵源は、宮廷料理にあると言われている...
...彼の作品には、数々の哲学的淵源が見いだせる...
...彼は、言葉の淵源を研究している専門家だ...
...医学の淵源は、古代ギリシャにまで遡ることができる...
...現代における思潮の淵源...
泉鏡花 「婦系図」
...戯作者といえば一括して軽薄放漫なる々者(がいがいしゃ)流として顰蹙(ひんしゅく)された中に単(ひと)り馬琴が重視されたは学問淵源があるを信ぜられていたからである...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...一時人生問題に没頭して全く忘れていたのが再燃したには自ずから淵源(えんげん)がある...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...〔文明の発祥と東漸・西向〕抑々(そもそも)世界に於ける文明の淵源発祥の地は...
大隈重信 「日本の文明」
...古い文化の淵源である京都には明治初年まで樣々な浮浪人が新年の祝詞(ことほぎ)に出て來たものである...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...『戦勝標の淵源』という広告を...
辰野隆 「二人のセルヴィヤ人」
...この類の経典の解釈や教祖の判釈に日本精神の淵源なり発現なりを見ようとするのは...
津田左右吉 「日本精神について」
...それらの一々についてのその淵源を明かにすることが必要でありながら...
津田左右吉 「日本に於ける支那学の使命」
...少しくその淵源と当時の情勢とに向って商量を費さば...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...農村匡救の淵源は実にここに存すると云わねばならぬ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...一切の文化意識の所有者の絶えない問題の淵源が...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...蓋し亦茲に淵源する所ありき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...その淵源をもっている...
直木三十五 「死までを語る」
...フェノロサはゴンスに対するこの論文において遠く日本画発達の淵源(えんげん)に溯(さかのぼ)りてよくこれを批判したり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...日本の文化と社會に淵源してゐる...
萩原朔太郎 「悲しき決鬪」
...その文化の淵源地である平泉の研究旅行...
村山俊太郎 「平泉紀行」
...事件の淵源(えんげん)を考証したり解剖してみせたりするのである...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...淵源(えんげん)があろうが」「富田五郎右衛門の富田流を習いました...
吉川英治 「宮本武蔵」
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