...彼は淳朴な性格で人々から好かれている...
...彼女の淳朴な言葉に心打たれました...
...彼の淳朴な考え方に共感しました...
...彼女は淳朴な田舎育ちの女の子です...
...淳朴な暮らしを送りたいと思っています...
......
饗庭篁村 「木曾道中記」
...永遠に淳朴の気風を失ふ事は無いであらうと...
太宰治 「津軽」
...淳朴(じゅんぼく)を旨とし清潔を貴び能く礼譲の道を修め...
太宰治 「不審庵」
...自分の意見などと云うものは持ち合せない淳朴(じゅんぼく)な好々爺(こうこうや)のようであるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...夫がこうした尚武的で淳朴な封建的デリカシーを以て蔽われているから...
戸坂潤 「社会時評」
...封建領主間に学閥の対立があまりに尚武的であり過ぎると「医学博士売買」が切角被っていた淳朴な人情味タップリのデリカシーの皮がむけて...
戸坂潤 「社会時評」
...淳朴(じゅんぼく)な祝宴は家庭の尊厳を汚するものではなく...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...聞くところによれば風俗のすこぶる淳朴(じゅんぼく)な所で...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...淳朴な氣風は、私の見た種子島とは、多少違ふのではないかと思へた...
林芙美子 「屋久島紀行」
...大人も子供のやうに淳朴である...
葉山嘉樹 「運動会の風景」
...私の部屋主はまったく淳朴(じゅんぼく)な人で――私はここで彼女の名前を尊敬をこめて申上げておきますが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...どこかであなたのような淳朴なひとに出逢って...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...自是葛天淳朴風...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...謙遜(けんそん)深い性質や淳朴(じゅんぼく)な趣きを与える原因になります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...健康なものや淳朴なものや質実なものが数多く見出されます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...昔しの淳朴なるや...
山路愛山 「詩人論」
...淳朴(じゅんぼく)な土民のうちにもまた乱世に乗じて一ト儲けを賭ける野性がいなくもないのであった...
吉川英治 「私本太平記」
...相手の温雅淳朴(おんがじゅんぼく)なすがたを見て...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??