...「趣味の相違」といふ捨科白を美術や文學などに心を寄せる人々との間にも折々聞かされるので...
會津八一 「趣味の向上」
...鉄みたいな手で人をひつ掴んで突きたふすんだもの! あの世へ行つて悪魔に思ひきり突つつかれるが好い!……」この最後の捨科白をいひ放つた時...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...)と物凄い捨科白を残して引きあげたのよ...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...変梃(へんてこ)な捨科白(すてぜりふ)を残しながら三人は...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...等々力久蔵に計られたかなと不平満々の捨科白(すてぜりふ)を残して立去るところであった...
夢野久作 「二重心臓」
...」真紀子は捨科白のように鼻をふくらませてまた立ち上り...
横光利一 「旅愁」
...それを捨科白(すてぜりふ)に釘勘は...
吉川英治 「江戸三国志」
...「覚えていろ! この返報はきっと思い知らしてやる」と捨科白(すてぜりふ)を云って...
吉川英治 「剣難女難」
...捨科白(すてぜりふ)を言い残したまま駒を返して引き揚げてしまった...
吉川英治 「剣難女難」
...捨科白(すてぜりふ)を投げた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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