...そこに深甚なる同情を持って君もゆっくり考えながら終りまで黙って聞いてくれなくちゃ困るよ」と...
海野十三 「暗号数字」
...深甚なる敬意を表す」白髪紅顔のリット少将は...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...今よりも深甚に迫るので有った...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...アバディーンロイヤル診療所の老外科医であるJ・スコット・リデルに深甚な感謝を捧げなければならない...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...人に狎(な)れないように深甚な用意を払い...
谷譲次 「踊る地平線」
...この深甚(しんじん)な...
中里介山 「大菩薩峠」
...ワグナーの音楽の感銘は強大深甚(しんじん)で...
野村胡堂 「楽聖物語」
...這(は)ってるんだか解りゃしません」「馬鹿だなア」それが平次の深甚(しんじん)な同情の言葉でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この新らしい知己を得た悦びは一層深甚なものであつた...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...不逞にして深甚なる彼こそ...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...余は子の教育に関しては深甚なる抱負を持つ者なり...
牧野信一 「淡雪」
...この神童に深甚な興味を寄せているのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神童」
...深甚な意味をもっていると考えられる...
宮本百合子 「木の芽だち」
...深甚に考慮して居る...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私は、そういう端初的な表現の欲望は、文化面へ広汎に散って、あらゆる部面からのルポルタージュとして再生して来るのではないかと思って、興味深甚です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...深甚な注意が払われ...
山下博章 「「プラーゲ旋風」の話」
...そこは取扱い上つねに深甚なる謀略を要するので...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...今より約二十年前(西暦一八六六年)我英国の法曹界に於て深甚なる注意の焦点となり...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
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