...彼女の詩には深深とした深長な感情が表現されている...
...青い空は深深と霞み...
外村繁 「日を愛しむ」
...深深とした闇の感じである...
外村繁 「澪標」
...私は深深とした幸福感の中で...
外村繁 「澪標」
...今は灌木が深深と茂ってるけれども...
野上豊一郎 「ヴェルダン」
...畑も田も深深と雪に埋もれて...
野上豐一郎 「北信早春譜」
......
原民喜 「かげろふ断章」
...しき石のまはりには深深と密着した百年の苔が...
室生犀星 「故郷を辞す」
...葉の厚い硬い山茶花に触(さは)る音は深深と遠い虫によく似てゐた...
室生犀星 「故郷を辞す」
...樹の深深(ふかぶか)と垂れ下つた枝を幾つも潛り續けて池の傍へ出た...
横光利一 「草の中」
...鳴りを静めた深深とした色合いに見えるのだった...
横光利一 「旅愁」
...散歩の路(みち)の少女(をとめ)らが深深(ふかぶか)とさす日傘(パラソル)か...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
便利!手書き漢字入力検索