...生生不熟(せいせいふじゅく)という言葉があります...
...不熟練の霊に使われると...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...一等著しいのは主体の幼弱な或いは不熟練な労働力に於てであり...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...之によって如何なる不熟練工も...
戸坂潤 「読書法」
...日本語としては不熟の嫌いがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...甚だ不熟な作品か...
南部修太郎 「現代作家に対する批判と要求」
...西国の米の不熟毛(ふじゅくもう)のせいもあって...
久生十蘭 「奥の海」
...本高二十万石にたいして不熟損毛の合計が十九万六千石...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...歐米諸國に對して、我學問の不熟、我商賣の拙劣、我兵備の不足等は姑く閣き、簡易明白、何人にも分り易き我國の損亡は今の外債なり...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...幾程(いくら)母親(おっか)さんの機に入ッたからッて肝腎のお前さんの機に入らなきゃア不熟の基(もと)だ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...不注意と不熟練に因る大惨劇...
牧逸馬 「運命のSOS」
...それがおそろしく変形して厚い多肉部が生じ種子はまったく不熟(ふじゅく)に帰(き)して...
牧野富太郎 「植物知識」
...彼等より不熟練で半人前だというのが落ちなんじゃないの」「女性文化なんてことは...
「一本の花」
...熟練工 四一パーセント不熟練工 五九パーセントそれを五ヵ年計画によって...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」
...指図されるような不熟練者が執刀した...
宮本百合子 「刻々」
...そういうことは技術(生活の)の熟練不熟練ということにもかかっていてね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これ一(ひとつ)は生梅あるいは不熟の李(すもも)等には時として青酸といえる大劇毒のあるに因る...
村井弦斎 「食道楽」
...その色で熟不熟がわかる...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...みんなこんな不熟で終っている...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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