...深浅を問わず、自然の美しさを楽しむことのできる場所です...
...深浅の違う二種類の青色を組み合わせたデザインがとても鮮やかです...
...彼女の瞳の深浅に惹かれて、つい見とれてしまいました...
...塗る深浅によって、同じ色でも表情の違う絵が描けます...
...増水した川で深浅を見極めて、安全な場所を選ぶことが大切です...
...その深浅の程度を異にしてゐるのである...
生田長江 「ニイチエ雑観」
...然れども其の人の感情を動かすの深浅より言えば文章遠く演説に及ばず...
宇田川文海 「松の操美人の生埋」
...また、わが海底要塞が、いよいよ日本攻略の行動を起したとき、日本近海の海底の状態、潮流の工合、港湾の深浅等、君のすばらしい海洋学の力を借りたいところがいたるところにあるのだ...
海野十三 「太平洋魔城」
...(所によりて深浅あり)蒲原(かんばら)は大郡にて雪薄(うす)き所なれども東南は奥羽(あうう)に隣(とな)りて高嶺(かうれい)つらなるゆゑ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...勤労に対する覚悟の如何(いかん)と業務に対する熱意の深浅によるものとして...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...その感じの深浅疎密はあるけれども...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...とりもなおさず人間そのものを視ることの深浅に因ることと考えられる...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...乃至はその生活に対する判断批評の深浅...
田山録弥 「小説新論」
...ずっと下の方はただ深浅さまざまの緑に染め分けられ...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...ずつと下の方は唯深浅さまざまの緑に染分けられ...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...右のものはそれぞれ深浅の度に於て多くの程度がある...
豊島与志雄 「ヒューメーンということに就て」
...これは深浅もあり...
中井正一 「美学入門」
...必ず深浅大小(しんせんだいしょう)の差異が出来るはずだ...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...元来婦人の智恵浅しとは何を標準にして深浅を定めたるや...
福沢諭吉 「女大学評論」
...知識気力の深浅強弱如何(いかん)の辺に止(とど)まり...
福沢諭吉 「日本男子論」
...深浅に差があり、間がとんで、いずれにしても外部的であることに違いはない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...鼻と実社会――鼻の動的表現(十一)こうして鼻の表現は、その大小、深浅、厚薄取り取りをそのままに、無意識の裡に相手に感応させております...
夢野久作 「鼻の表現」
...その水底には深浅があるということはいうまでもない...
吉川英治 「新書太閤記」
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