...「深更には帰らない方が良いですよ...
...「深更に騒がないでください...
...「深更に話をすると、夜更かしになってしまいます...
...「もう深更だから、寝ましょう...
...「深更の底には落ちてしまった...
...深更(よふけ)になってなぜ屍体を盗んでいったのだろう...
海野十三 「恐怖の口笛」
...某(ある)深更(よふけ)に一人の武士が田圃路(たんぼみち)を通っていると...
田中貢太郎 「鬼火を追う武士」
...「筑摩軍記」の記載に依ると、織部正則重は此の籠城の期間中も相変らず奥御殿に閉居して人前に姿を現わすことなく、合戦の指図は老臣共に任せきりであったが、廿二日の深更に、いよ/\城の運命が幾何(いくばく)もないことを悟って、八歳になる嫡男と六歳になる姫君とを、乳人(めのと)に預けて密(ひそ)かに或る方面へ落してやった...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...深更に及び腹痛甚しく...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...深更烈風吹起り路地の陋屋を揺かす...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...深更に至り雨降る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...千九百十六年十二月十五日深更東京郊外田端にて室生犀星故田中恭吉氏の芸術に就いて雑誌「月映」を通じて...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...深更に及ぶまで如何(どう)しても決しない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...この深更(しんこう)に...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...深更になってからいよいよ二人の大臣は別れて帰ることになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...深更まで宮はお見えにならず...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...深更まで密談した...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...しかも深更になって...
吉川英治 「江戸三国志」
...部下と共に酒をのんで深更まで戯れていた...
吉川英治 「三国志」
...彼自身も深更まで寝ていなかった...
吉川英治 「三国志」
...かりそめにも防備の気をゆるませぬように励まれよ」すると果たしてその夜の深更に至って...
吉川英治 「三国志」
...夜は深更なのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...それがいかに深更(しんこう)に及ぶとも...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??