...彼はボクシングの試合で深手を負った...
...交通事故に遭い、深手を負った人が緊急搬送された...
...深手を負った指を縫うために病院に行くことになった...
...この傷は深手ではないので、塗り薬で治せます...
...サッカー選手は強い精神力を持っているので、深手を負ってもすぐに立ち上がることができる...
...あの深手(ふかで)で...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...生身(なまみ)の肌(はだへ)をいたはりつつ血汐に染める深手を...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...河内介の目算は此の怪しい武士に深手(ふかで)を与え...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...嬲(なぶ)り殺しに斬(き)り苛(さいな)まされた深手の傷のようにむずむず五体を疼(うず)かした...
近松秋江 「うつり香」
...四人が深手を負った...
直木三十五 「南国太平記」
...(深手はないらしい)と...
直木三十五 「南国太平記」
...袋持が「深手で、山の中へでも、倒れておられるのではあるまいか」「さあ――坊主共が捜したらしいが、かいくれ、行方が判らぬ...
直木三十五 「南国太平記」
...「はい」「再び、お身を悲しませるようなものじゃが、八郎太殿はお亡くなりになったし、小太郎殿は――よし、命を取り止むるに致せ、あの深手では、不具――悪く参れば、不具とならんも計り難いし、又、腕の筋一つちがっても、二度とは、刀のとれんこともあるし――七瀬殿のお心、お身の気持を察しると――何んとも申しようも無い...
直木三十五 「南国太平記」
...「自分で斬ったのが、一番、深手じゃとは、おかしい、あははは」綱手は、二人の話によって、小太郎が、自分で腹を切ったと判ったが、それに対して、口を利くことさえできなくなっていた...
直木三十五 「南国太平記」
...だが、右足に、深手を負って、少し、引きつれる小太郎は、右手へ、敵を受ける不利を考えて、じりっと、背を、川の方へ引いた...
直木三十五 「南国太平記」
...まだ深手を負い切っていない者たちが徒渉中に染めたのだ...
A. ビアス A.Bierce The Creative CAT 訳 「チカモーガ」
...深手のために働けず...
久生十蘭 「ひどい煙」
...鮫にかまれた傷はなかなかの深手だ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...田上は致命的な深手を負つた兵士の通りに両腕を森と青野の肩に懸けてひよろ/\と運ばれながら...
牧野信一 「まぼろし」
...入懇(じっこん)の弥五兵衛に深手を負わせて...
森鴎外 「阿部一族」
...第一の功を単身で弥五兵衛に深手を負わせた隣家の柄本又七郎に譲った...
森鴎外 「阿部一族」
...相手は案外に深手を負った...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしに深手を負わすことができない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??