...凡て與へられたる經驗に深入りすることによつて成長(事實上)する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...深入りするほど損をしたが...
有島武郎 「カインの末裔」
...深入りすることができませんでした...
石川三四郎 「浪」
...新聞記者としての生活に深入りするに從ひ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...深入りするなかれ...
種田山頭火 「其中日記」
...その家ではもうあそこに住んでゐないのか?』『一昨年だアな! あそこをそつくり引挙(ひきあ)げたのは?』『ふむ』私は余り深入りすることを避けた...
田山録弥 「あさぢ沼」
...私は深入りするのを避けていたのだ――秀子のために...
豊島与志雄 「理想の女」
...だがこの書物の主題と間接にしか交渉のない問題には深入りすることをしないで...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...我々はここでこの問題に深入りすることを必要としない...
三木清 「歴史哲學」
...いま次第に問題に深入りするに際し...
三木清 「歴史哲學」
...* Briefwechsel zwischen Wilhelm Dilthey und dem Grafen Paul Yorck v. Wartenburg 1923, SS. 191, 193.さてこれ以上歴史的認識の問題に深入りするためには...
三木清 「歴史哲學」
...ところがもと/\趣味として篆刻(てんこく)を楽しむ程度以上にこの途(みち)に深入りする気はなかつた私である...
宮地嘉六 「老残」
...ある程度深入りすると一層味が出てもう自分から離さなくなる...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...まったく深入りすると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その先に深入りすることがなかった...
山川方夫 「演技の果て」
...閻魔(えんま)の庁の悪業帳(あくぎょうちょう)が帳消しにもなるまいて」「それでだんだん悪事に深入りするのだ」「まあ...
吉川英治 「江戸三国志」
...だがまた深入りする客や若い遊蕩児には意見をしたりしたそうである...
吉川英治 「紅梅の客」
...単独に深入りするのは危ないぞ」と...
吉川英治 「三国志」
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