...彼女は淡色のドレスを着てきた...
...今回のコレクションは淡色系が多い...
...この壁紙は淡色トーンで統一されている...
...机の上には淡色の花瓶が置かれている...
...淡色の靴があれば、この服に合わせたい...
...そして淡色の背を佝僂(くる)のやうに円めたのが...
薄田泣菫 「独楽園」
...そこには梨や栗や淡色の楓などが蔭を作っている...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...美くしい明るい灰色の彼の衣裳を淡色(うすいろ)やまたは豊かな影に替えて...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...白いプラトークの下からのぞいているやや乱れた淡色(あわいろ)の金髪(きんぱつ)や...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...淡色の模様の三枚襲(さんまいがさね)などもあった...
徳田秋声 「足迹」
...白襟(しろえり)に淡色の紋附を着た姑は...
徳田秋声 「足迹」
...何やら淡色(うすいろ)の紋附を着た和泉屋の内儀(かみ)さんであった...
徳田秋声 「新世帯」
...淡色のコートを着た白足袋の女などに時々出遭(であ)った...
徳田秋声 「黴」
...山から取って来てその水に浸(つ)けてある淡色(うすいろ)の夏雪草などを眺めながら...
徳田秋声 「黴」
...それにおなじく淡色のチョッキ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...矢島さんの好みで淡色に塗った壁にしつけられた書棚には...
豊島与志雄 「過渡人」
...淡色のとろりとした液体の小瓶を...
豊島与志雄 「話の屑籠」
...濃淡色彩(いろ)よき裾模様の...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...睫毛(まつげ)の長い淡色(うすいろ)の美しい眼がある...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...淡色の金髪をなでつけ直して...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...六条の大臣は桜の色の支那錦(しなにしき)の直衣(のうし)の下に淡色(うすいろ)の小袖(こそで)を幾つも重ねたくつろいだ姿でいて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...すべてがしらちゃけた淡色にいろどられている中で椿の葉の黒ずんで光る群葉と...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...白絹(すずし)にちかい淡色(うすいろ)の袿(うちぎ)に...
吉川英治 「平の将門」
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