...淡緑色の新しい稲は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...坂上から徐々に押しよせてくる淡緑色の瓦斯を睨みながら...
海野十三 「空襲警報」
...船から望んだときの三宅島はその火山島らしい円錐形(えんすいけい)の半ばの高さから下方は淡緑色に蔽(おお)われて...
田畑修一郎 「石ころ路」
...煙のやうな淡緑に蔽はれてゐるのを見て...
田畑修一郎 「南方」
...細かい淡緑の新芽が萌(も)え出していて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...淡緑のセーターを着て...
豊島与志雄 「どぶろく幻想」
...淡緑色の無地の繻絆の襟から...
豊島与志雄 「反抗」
...秋ニ淡緑花ヲ開クコト豆花ノ如ク...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...花後に円実を結び淡緑色の果皮が開裂すると大きな白い種子がこぼれ出て沙上にころがり...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...裏面は淡緑色で常に或る菌類が寄生し...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...また葉柄は時に淡紅色のものもあればまた淡緑色のものもある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...それには無論長い淡緑色の葉鞘があって茎を包んでおり...
牧野富太郎 「植物記」
...稈は円柱形で淡緑色を呈し...
牧野富太郎 「植物記」
...このチャンチンの椿(ちん)は落葉喬木で大なる羽状葉を有し梢に穂を成して淡緑色の細花を綴り...
牧野富太郎 「植物記」
...水辺ニ多ク生ズ葉ハ狭ク長ク一尺余コレヲ断バ涎アリ一根ニ叢生ス春ノ末薹ヲ起ス高サ二三尺小葉互生ス五月梢頭及葉間ニ穂ヲ出シ節ゴトニ十数花層ヲナスソノ花三弁三萼淡緑色大サ一分許中ニ淡黄色ノ蕊アリ後実ヲ結ブ……コノ実ヲ仙台ニテノミノフネト云後黄枯スレバ内ニ三稜ノ小子アリ茶褐色形蓼実ノ如シ是金蕎麦ナリ根ハ黄色ニシテ大黄ノ如(ごと)シ...
牧野富太郎 「植物記」
...淡緑に泡立つ谿々がひろがっている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...小桜を抜いた淡緑(うすみどり)の革足袋(たび)に...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...淡緑色又は淡青色の光を発するはずであるが...
武者金吉 「地震なまず」
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