...スパイスの効いた料理より、淡味を好む人もいる...   
...後者の新しいビクター盤は老境の枯淡味が救い難いまでに行き過ぎている...   
野村胡堂  「楽聖物語」 
...ごくごくの淡味(うすあじ)にして...   
久生十蘭  「顎十郎捕物帳」 
...飲用水代りの淡味の葡萄酒の樽などが...   
久生十蘭  「海難記」 
......   
二葉亭四迷  「浮雲」 
...越後名寄巻十四水松(みる)の条に「咬(カ)ム時ハムクムクスルナリ生ニテモ塩ニ漬ケテモ清水ニ数返洗フベシ其脆ク淡味香佳ナリ酢未醤(スミショウ)或ハ湯煮ニスレバ却テ硬シテ不可食六七月ノ頃採ルモノ佳ナリ」とある...   
牧野富太郎  「植物一日一題」 
...いつぞやの清雅淡味(せいがたんみ)と趣をかえて...   
吉川英治  「三国志」 
...日本の物は淡味(たんみ)です...   
吉川英治  「新書太閤記」 
...余りに淡味すぎて...   
吉川英治  「宮本武蔵」 
...松花堂昭乗(しょうかどうしょうじょう)の淡味な即興風のものにも心をひかれた...   
吉川英治  「宮本武蔵」 
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