...よい品位や道徳的観念などにかなった上品な行いをすることを「淑徳を重んじる」という...
...人柄が上品で礼儀正しく、美しい控えめな性格を表す場合、「淑徳な女性」という表現が使われる...
...大学名として使用される場合、「淑徳大学」という名称がある...
...「淑徳」「優雅」「規範」「倫理」「礼節」など、日常生活において大切な価値観を表す言葉が多数関連する...
...貴女(きじょ)の淑徳と貞潔である...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...その淑徳を疑うことなかれ...
泉鏡花 「婦系図」
...兄正忠夫妻の教育を享けて成人した淑徳高い女性である...
上村松園 「楠公夫人」
...淑徳を聞くにつけて小波のために頗(すこぶ)る同情に堪えなかった...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...我に淑徳を立つるもののため...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...天使のごとき淑徳はむしろ貧家に多くして富家にすくなし...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...行(ゆい)て病に臥する淑徳の婦人を見よ...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...]6.どんな女でも生れながらの本能的な淑徳を備へてゐるもので...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...淑徳の誉れの高かった松雪院のような夫人でも...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...淑徳聡明をもって有名なこの夫人に負うところが多かったということである...
中谷宇吉郎 「牧野伸顕伯の思い出」
...なにあの令嬢の淑徳(しゅくとく)を慕うのさとすましきっています...
夏目漱石 「創作家の態度」
...その他淑徳(しゅくとく)の高い故伊藤公爵の夫人梅子も前身は馬関(ばかん)の芸妓小梅である...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...竹は貞節ある淑徳な女子(おなご)...
牧野富太郎 「植物記」
...淑徳の高い麗しさに感動させられる例がいくつかある...
正岡容 「大正東京錦絵」
...最も淑徳なる人達と無差別に交っているのであると...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その娘が淑徳女學校に當時在學してをりました...
吉川英治 「折々の記」
...もちろん淑徳や容姿もあるが...
吉川英治 「新書太閤記」
...淑徳女学校在学中の養女園子死去す...
吉川英治 「年譜」
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