...この淑女(いらつめ)の誰(たれ)なるを...
ダンテ・アリギエリ Dante Alighieri 上田敏訳 「忌々しき「死」の大君は」
...彼女は古神のためには貞淑な忠実な側妾だった...
海野十三 「千早館の迷路」
...淑(しと)やかで...
大阪圭吉 「幽霊妻」
...往来をぶらぶらするいかがわしい淑女達でも二十歳前に生んだ子供を一人ぐらいは持っているのがおおい...
大杉栄 「日本脱出記」
...わたしの隣人たちは有名な紳士淑女との重要事件...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...その長門の内政を更革するや私淑(ししゅく)する所ありしという...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...貞淑な夏姫が家に来てから...
中島敦 「妖氛録」
...紳士も淑女も口を揃(そろ)えて答えた...
夏目漱石 「虞美人草」
...なるべく通俗的に引き直して佳人淑女(かじんしゅくじょ)の眷顧(けんこ)に背(そむ)かざらん事を期する訳でありますが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...淑徳(しゅくとく)婦人会(ふじんかい)のときに招待して...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...その上明敏貞淑な女社長として令名を天下に馳(は)せているのでした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...しかもその満員は悉(ことごと)く紳士淑女の集りであった...
長谷川時雨 「豊竹呂昇」
...女は只(ただ)和(やわらか)に随ひて貞信に情ふかく静なるを淑(よし)とす...
福沢諭吉 「女大学評論」
...ここでは相当の紳士淑女らしいのが皆見るような見ないような顔でニヤニヤしている...
森於菟 「放心教授」
...当時綾瀬はこの政太夫に私淑して行儀も正しく...
山本笑月 「明治世相百話」
...パラソルやステッキを振り廻しながら「貴殿が紳士なら拙者もゼントルマンで御座る」「あなたがレデーなら妾(あたし)も淑女だわ」「ウヌが人間なら俺様も人間だ」といった風に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...端正な服装の紳士や淑女ばかりだったが...
横光利一 「旅愁」
...性行淑均(しゅっきん)軍事に暁暢(ぎょうちょう)し...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??