...淑徳を聞くにつけて小波のために頗(すこぶ)る同情に堪えなかった...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...入口には主催者側の紳士淑女がずらりと十数名一列に並んで...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「梟の眼」
...かなしいまでに実際的過ぎる社会図であろう! 紳士と淑女に「調子はずれ」と「若い愚かさ」と「夢中になる経験」を予期出来ないのは当然だ...
谷譲次 「踊る地平線」
...十人ほどの紳士淑女が老若とりまぜて...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...狂風が広小路を吹き通して紳士の帽を飛ばし淑女の裾を払う...
寺田寅彦 「猫の穴掘り」
...街の淑女の一人にからだを支えられながら小柱(くい)のうえに坐っていた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...淑子がまき子に注意を与えている...
外村繁 「澪標」
...もしも淑子が羞恥の表情を示さないとすれば...
外村繁 「澪標」
...しかし善良なるこの村の紳士淑女と...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼等の報告は何時も夏姫の貞淑を保証するものばかりである...
中島敦 「妖氛録」
...それから後にも尚ほ大勢の紳士淑女諸君がつづいて...
野上豐一郎 「奈良二題」
...貞淑に愼(つつ)ましく待つてることだ...
萩原朔太郎 「宿命」
...鎌子は淑女としての素養はすべて教育された...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...またはみずから申し出た紳士淑女を集めて...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...貞淑で愛情のこまやかな日本婦人の美点を欧米の人々にお知らせすることも考えました...
三浦環 「お蝶夫人」
...(b)貞淑の限界は決してそんなに窮屈なものではない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...娘は見るからがその風采の中に温良貞淑の風を存していて...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...紳士淑女がなに一つ非の打ち所のない典雅さでフォークを使っている真最中に於てでも...
横光利一 「欧洲紀行」
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