...加うるに砂泥の混淆するを示す...
高木敏雄 「比較神話学」
...即ち此の善悪混淆...
高浜虚子 「落葉降る下にて」
...この「歯」で食物をつッつきまぜ返して消化液をほどよく混淆(こんこう)させるのだそうである...
寺田寅彦 「自由画稿」
...ブルジョア教育行政家達のフラーゼ――知育と徳育・人格と学識・等々の機械的な対立と混淆――とは関係なく...
戸坂潤 「技術の哲学」
...――常識は玉石混淆の知識であるが...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...之も亦文化的社交組織と経済的利益組織との混淆であって...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...どうもそれ以外の要素と混淆され稀釈されて了うようである...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...人生の主要な真実に混淆(こんこう)している虚偽と痴愚とのきわめて多くの量を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...混淆し乱合した泥状の物質が...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...発生後間もなく互いに相混淆して...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...神佛混淆の怪し氣な祭壇(さいだん)を飾つた八疊...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...露国皇室とヘッセン王家の遺伝の混淆を詳説したうえ...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...社会科学と文学とを混淆せしめつゝはじまつてゐると言はねばならぬ...
平林初之輔 「文学の本質について(二)」
...諸体混淆(こんこう)せる叙情詩とも見るべし...
正岡子規 「俳人蕪村」
...この玉石混淆(ぎょくせきこんこう)も...
吉川英治 「私本太平記」
...混淆(こんこう)されてゆかれそうな惧(おそ)れがある...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...神仏混淆(こんこう)で...
吉川英治 「宮本武蔵」
...戦国時代における夷狄(いてき)との混淆(こんこう)は顕著な事実である...
和辻哲郎 「孔子」
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