...スラスラと淀みなく綺麗な原稿を書くので...
石川啄木 「病院の窓」
...と淀みなく巧みに諷諫申しましたけれども...
太宰治 「右大臣実朝」
...ここの淀みで、二十センチばかりの鯉を捕ったこともある...
外村繁 「澪標」
...水の淀みの陰欝な反映があるのみである...
豊島与志雄 「奇怪な話」
...一種の淀みがあることを思わせる...
豊島与志雄 「文学の曇天」
...何等かの停滞や淀みから...
豊島与志雄 「文学の曇天」
...平次の調子に淀みがないのと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「持主は?」「さア」お萩は言ひ淀みました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大井様に当てつけがましいと存じまして」「お燗番(かんばん)は?」「お勝手に任せましたが」お染の答は何んの淀みもなく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お前さん」お靜は途方に暮れて言ひ淀みました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...從つて又濁りなき淀みなき生の喜びはそれの特徴をなすであらう...
波多野精一 「時と永遠」
...生は他者の源より發して少しの淀みもなくまた他者へと流れ戻る...
波多野精一 「時と永遠」
...すこし淀みになった川岸の枯蘆の中にしゃがんで...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...淀みのない調子になって...
久生十蘭 「西林図」
...少しの淀みもなく答え...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...淀みなく流るる水を見ると...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...白石を下つて間もなく流れは淀み河幅は展ける...
吉田絃二郎 「八月の霧島」
......
若山牧水 「樹木とその葉」
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