...大阪は淀屋橋筋の運動具店で...
石川欣一 「可愛い山」
...あちらは淀川を下つてゐると云ふ...
今井邦子 「誠心院の一夜」
...伯耆国淀江村のあの有名な山椒魚だとすると...
太宰治 「黄村先生言行録」
...フィリップの骨格に就いて淀野隆三...
太宰治 「碧眼托鉢」
...お茶々どのが淀のおん方...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...じっと淀み湛えているのです...
豊島与志雄 「男ぎらい」
...夥(おびただ)しく淀んでいた...
直木三十五 「南国太平記」
...天下の大阪の城を傾けた淀君(よどぎみ)というものが...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼女の言葉には何の淀(よど)みもなかった...
夏目漱石 「明暗」
...大井様に当てつけがましいと存じまして」「お燗番(かんばん)は?」「お勝手に任せましたが」お染の答は何んの淀みもなく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一日前に目立たぬように手船で淀へ送った...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...其外(そのほか)淀の手が備へてゐる...
森鴎外 「大塩平八郎」
...この二十一日の朝――正季(まさすえ)は、枚方(ひらかた)から、淀川を北へ、渡っていた...
吉川英治 「私本太平記」
...黒々と立(た)ち淀(よど)んで...
吉川英治 「新書太閤記」
...淀を右塁とし、勝龍寺の城を左塁とし、能勢(のせ)、亀山の諸峰と、小倉之池に狭(せば)められたこの京口の隘路(あいろ)を取って、羽柴軍を撃摧(げきさい)せんとなす準備行動のそれは第一歩とみられた...
吉川英治 「新書太閤記」
...淀川の北から伏見方面へ落ちて行った...
吉川英治 「新書太閤記」
...久不許逗留(ひさしくとうりゅうをゆるさず)淀屋の一座が帰った後も...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...うら若い淀君(よどぎみ)とかいう美女が侍(かしず)くようになって...
吉川英治 「日本名婦伝」
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