...淀江村だ...
太宰治 「黄村先生言行録」
...淀君を陣中に招いているが...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...何事か相談してその夜のうちに再び淀へ帰ったと云う...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...豊沃で物資の多いヨドガワ(淀河)の平野と...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...そこに淀んでしまう...
豊島与志雄 「意欲の窒息」
...淀みには陰性が住み...
豊島与志雄 「蛸の如きもの」
...淀川は舟楫の便あり...
長岡半太郎 「大阪といふところ」
...ちょっと言い淀(よど)んだ御母(おっか)さんは...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...「外に變つたことは?」「これも申上げ難(にく)いことですが――」幸七は言ひ淀(よど)みます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...雪子は流石(さずが)に言ひ淀んだが...
正宗白鳥 「孫だち」
...古く續いて淀んだ血液の疲れを見せて...
三好十郎 「肌の匂い」
...「それから……」と云い淀んで包みの中から反物を二反とり出した...
矢田津世子 「父」
...杉の杜(もり)の裏にある沼の淀(よど)んだ蒼黒(あおぐろ)い水が見えるように思った...
山本周五郎 「日本婦道記」
...淀は、尊氏にとっていろんな思い出のことが多い...
吉川英治 「私本太平記」
...淀川(よどがわ)の二水(すい)をひいて濠(ほり)の長さを合計(ごうけい)すると三里(り)八町とかいうのだから...
吉川英治 「神州天馬侠」
...せまい道路を、曲がりくねって、淀川堤の横へ、やっと、車が這いあがる...
吉川英治 「随筆 新平家」
...朝まだきに淀川を上(あ)がって...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...難波の淀の口に、たくさんの船を借りあつめ、今か今かと、ご出軍を待っていたが、とうとうお沙汰なしで、えらい手違いをやってしもうた...
吉川英治 「源頼朝」
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