...軒の風鈴のやうに風のまにまに涼やかに鳴つてゐる...
林芙美子 「愛する人達」
...風はまことに涼やかで...
林芙美子 「新版 放浪記」
...涼やかでほの暗い室内に...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...でも時々ダッシュウッド邸の涼やかな光景が眼前にちらついた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...涼やかな軟風(なんぷう)にさざなみを立てている不忍池畔(しのばずちはん)の池添い道を...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...チチチと涼やかに虫の音(ね)がながれ...
吉川英治 「大谷刑部」
...涼やかな浴衣のかげが...
吉川英治 「剣難女難」
...涼やかな」往来をそれて...
吉川英治 「私本太平記」
...これやお涼やかなおことば...
吉川英治 「私本太平記」
...白の涼やかな帷子(かたびら)に具足...
吉川英治 「新書太閤記」
...涼やかなものだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...涼やかな大模様の帷子(かたびら)に...
吉川英治 「新書太閤記」
...涼やかにさいごの心支度をしていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...何者じゃ」その涼やかにして射る如き眼光も尋常人(ただびと)とは思われなかった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...彼を奥の涼やかな一間へ迎え入れた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...涼やかにさせていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...家の中は森閑(しんかん)と涼やかだった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...湯上がりの上ゲ鬢(びん)を涼やかに見せて行くなど...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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