...いつもは涼しゅう聞える泉の音も...
芥川龍之介 「竜」
...涼しそうなヘルメット帽をかぶって白麻の背広のふとった紳士とが...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...水色の覆いのかかった涼しそうなスタンドが枕許に点いていて...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魔性の女」
...鯉の水涼しく動きどうしかな六月九日 日本探勝会...
高浜虚子 「五百五十句」
......
太宰治 「人間失格」
...涼しい夜風に肌をさらしながら街を歩いた...
中島敦 「環礁」
...山風に涼しくそよいでいたのだから...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...涼しい風にくしゃみをするとおばあさんが声をかける...
長谷川時雨 「チンコッきり」
...夕暮れの涼しい風をうけて...
林芙美子 「新版 放浪記」
...蔭涼軒は武家社交界の中心であった...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...涼みの客で一杯である...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...床へ入ると、涼しい/\...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...もしこの凝固と荒涼と氷と精神とそして芸術との世界に...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「餓えた人々(習作)」
...山奥らしい涼しい風が吹いていた...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...涼風涼しい風、そよ風、折折(をりをり)あまえるやうに窓から入(はひ)る風...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...涼やかにうごいている...
吉川英治 「剣の四君子」
...そして肩が切る涼風...
吉川英治 「新・水滸伝」
...大正三年燒嶽の大噴火の名殘だといふ荒涼たる山海嘯(やまつなみ)の跡があり...
若山牧水 「樹木とその葉」
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