...みづから涼を取るらんとおもひやりぬ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...もつと蔭の涼しい処に腰掛けよう...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...一味爽涼(そうりょう)を覚えるのだ...
太宰治 「満願」
...法華寺の別院で涼(りょう)をとっていた...
田中貢太郎 「赤い土の壺」
...暑い中を此処(ここ)で休んで涼しくなつてから出懸(でか)けやうといふ船頭の腹であつた...
田山花袋 「朝」
...例のドイツ士官のコケットもきょうは涼しそうに着かえて歩きまわっている...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...葭簀(よしず)張りの涼しい別室が名物...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ちまたに散らばへる秋の光をいかにせむたそがれどきのさしぐめる我が愁をばいかにせむ捨身に思ふ我が身こそびいどろ造りと成りてましうすき女の移り香も今朝の野分に吹き散りて水は涼しく流れたり薄荷(はつか)に似たるうす涙...
萩原朔太郎 「秋日行語」
...次に享保十九年(1734)刊行の菊岡沾涼(きくおかせんりょう)の『本朝世事談綺(ほんちょうせじだんき)』巻之二には万年草(まんねんそう)...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...暗く涼しい座敷の真只中に...
正岡容 「吉原百人斬」
...目の涼しい鼻筋の通った色の浅黒いあだっぽい顔立ちの美しい大年増の横顔を...
正岡容 「寄席」
...万松楼(ばんしょうろう)といふ宿屋へ往てここに泊つて見たが松林の中にあつて静かな涼しい処で意外に善い...
正岡子規 「墨汁一滴」
...夕風が少し涼しくなるころに宮の所へおいでになり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...涼夜(りやうや)星が四方(しはう)の桟敷にきらきらする...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...一時の清涼のあとに...
吉川英治 「江戸三国志」
...「西涼軍(せいりょうぐん)が...
吉川英治 「三国志」
...「西涼の等処(とうしょ)...
吉川英治 「三国志」
...少しずつ少しずつ、しかしながら、輪郭は西の空に峻厳なる姿を際立たせていき、裸の、荒涼たる、黒々とした峰々を見分けられるようになると、南極の赤い陽に照らされ虹色に光る細氷の雲を挑発的な背景としたそれらの姿は次第に奇妙な幻想的な感じになっていった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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