...この地域は水資源が涸渇している...
...涸渇した湖の周りは、草が茂っている...
...灌漑設備が整備されていないため、作物は涸渇してしまった...
...経済状態が悪化したため、企業間では資金が涸渇している...
...お腹が空すぎて、喉が涸渇してきた...
...活動(かつどう)に先(さき)んじて池水(ちすい)涸渇(こかつ)するのが通常(つうじよう)であるけれども...
今村明恒 「火山の話」
...あの店の財源はたちまち涸渇する...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...それならば情涙の涸渇(こかつ)したと思っていたこの薄雲太夫の後身にもやっぱり人並の思いやりはあるのだ...
近松秋江 「霜凍る宵」
...数年来腐食され涸渇(こかつ)されて死滅に委(ゆだ)ねられてる人々の心を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼女の涸渇(こかつ)した心に一滴ずつしみ込み...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...情意の涸渇、志操の頽廃、傲慢な功利主義と享楽主義...
豊島与志雄 「ジャングル頭」
...モチーフの涸渇、そうだ、モチーフの涸渇だった...
豊島与志雄 「自由人」
...あらゆる方面に於けるモチーフの涸渇...
豊島与志雄 「自由人」
...萎縮し涸渇した創造であり...
豊島与志雄 「神話と青春との復活」
...……諸君はトランクに縛られた憐れなプロメテウスを想像してくださることができるだらうか?なほつづく飢餓と涸渇と疲勞と困憊の一時間……二時間……三時間……四時間……列車は暗黒の中を駈けて行く...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...こころの涸渇は民謡によつて救はれ...
野口雨情 「極楽とんぼ」
...常に混濁且つ涸渇するので...
久生十蘭 「魔都」
...成熟期から晩年とその想像力の描き出す形は少し宛違つて来てはゐるが最後迄涸渇することを知らなかつた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...二句を得れば即ち思想涸渇(こかつ)して復(また)一字を吐く能はず...
正岡子規 「俳句の初歩」
...あんたと言う人といつしよに居ると自分の藝術は涸渇してしまう...
三好十郎 「肌の匂い」
...なぜ腎砂のもとになるこの排泄物だけが独り涸渇しないだろうか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...陣中の兵糧は涸渇(こかつ)を呈した...
吉川英治 「三国志」
...涸渇(こかつ)させたくなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
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