...泉は涸(か)れて音も無し...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...涸れたわが心(むね)は清い...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「法王の祈祷」
...重信川はすつかり涸れてゐた...
種田山頭火 「松山日記」
...河はしだいに浅くなって涸(か)れてゆくし...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
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鶴彬 「鶴彬全川柳」
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鶴彬 「鶴彬全川柳」
...飢餓は囘転している円筒の中の焼栗の間でその干涸(ひから)びた骨をがらがら鳴らしていた...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...当分泉の涸(か)れる憂いはなかったにしても...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...突然行きづまって涸渇(こかつ)し地面に吸い込まれてしまいはすまいかと...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...咽喉(のど)が涸(かわ)き...
中島敦 「光と風と夢」
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野口雨情 「野口雨情民謡叢書 第一篇」
...町役人が声を涸(か)らして追っ払っても...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...神林伐られ水涸(か)れて神威竭(つ)く...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...年齢のために冷却し涸渇した霊魂を...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この類例は今日は多くは佳例川・嘉例川などと川の字を伴ないて存しかえって涸渓の説に背いている...
柳田國男 「地名の研究」
...彼等の力はひどく枯涸するのであつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...涸(かわ)ききらない涙の奥で...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...もはや涸れていたのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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