...殆んど其の全人口を涸らすばかりにひどかつた...
エマ・ゴオルドマン 伊藤野枝訳 「子供の保護」
...涸れたわが心(むね)は清い...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「法王の祈祷」
...ふと涸沢岳のあの脆(もろ)い岩壁から岩がひとつ墜(お)ちる音がした...
大島亮吉 「涸沢の岩小屋のある夜のこと」
...水の流れが涸(か)れたときには草の葉がその水路となり...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...噴泉の水は涸(か)れ...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...両君が「オオイしつかりしろ」と声を涸らして叫んだ時...
辰野隆 「旧友の死」
...原野浸毒に因れる茅葭の枯涸及び草屋葺料買入費増加...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...水まで涸れてしまつた!悪夢がはてしもなくつゞく...
種田山頭火 「其中日記」
...いかなる旱天(かんてん)にも涸(か)れたことがないというのである...
永井荷風 「葛飾土産」
...漬物さえ断てば胃病の源を涸(か)らす訳だから本復は疑なしという論法であった...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...涸沢のまわりに、以前、比島人の流刑徒がいたアタップの小屋が三十戸ばかり朽ち残っている...
久生十蘭 「ノア」
...常に混濁且つ涸渇するので...
久生十蘭 「魔都」
...涸(かわ)いた気持でぬすむようにあたりを見まわした...
本庄陸男 「石狩川」
......
山川登美子・増田雅子・與謝野晶子 「恋衣」
...」暫し涸れたる涙の泉は又溢れて愛らしき頬を流れ落つ...
森鴎外 「舞姫」
...いかなる炎天にも涸(か)るることなしという名水でありました...
柳田國男 「日本の伝説」
...精気を涸(か)らす」「それは...
山本周五郎 「山彦乙女」
...(二六・二・一一)茶売女(め)の乳も涸れがてよ冬の山湯ノ峰から那智の巻歩いても...
吉川英治 「随筆 新平家」
便利!手書き漢字入力検索
