...熱病患者のそれのように干涸(ひか)らびて...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
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種田山頭火 「草木塔」
...Honte(オント)!honte(オント)!眼玉の蜻蛉(とんぼ)わが身を攫(さら)へわが身を啖(くら)へHonte(オント)!honte(オント)!燃えたつ焜爐(こんろ)わが身を 焦がせわが身を 鎔かせHonte(オント)!honte(オント)!干割(ひわ)れた咽喉(のんど)わが身を 涸らせわが身を 曝らせHonte(オント)!honte(オント)!おまへは泥だ...
富永太郎 「恥の歌」
...水の涸(か)れてる二つの噴水があり...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...明日にも涸(か)れてしまうかも知れない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼等の涙は涸れないだろう...
豊島与志雄 「旅人の言」
...収入の源は涸(か)れ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この日正午より水道涸渇...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...琥珀色(こはくいろ)の干涸(ひか)らびた身体に向いあって立っている...
中島敦 「木乃伊」
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中原中也 「山羊の歌」
...お種さんは涙の壺を涸らすこッたろう...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...――「すつかり水の涸れてゐた...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「巴里の手紙」
...……カ……堪忍して……堪忍して下さアアア――イ……」と声の涸(か)れるほど繰返し繰返し叫び続けたことか……...
夢野久作 「木魂」
...到底頭の干涸(ひか)らびた私なぞの及ぶところでない...
夢野久作 「暗黒公使」
...陣中の兵糧は涸渇(こかつ)を呈した...
吉川英治 「三国志」
...敵はただその涸渇(こかつ)を待っていて...
吉川英治 「三国志」
...下の水もない涸れ小川に見入っている女性がある...
吉川英治 「私本太平記」
...巨福呂坂(こぶくろざか)の下あたりから水の涸(か)れた谷川に沿ってゆくと...
吉川英治 「源頼朝」
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