...血と涙さへ涸(か)れなければ...
石川啄木 「雲は天才である」
...この涸沢(からさわ)の岩小屋(いわこや)が大好きだった...
大島亮吉 「涸沢の岩小屋のある夜のこと」
...水の流れが涸(か)れたときには草の葉がその水路となり...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...両君が「オオイしつかりしろ」と声を涸らして叫んだ時...
辰野隆 「旧友の死」
...老人ノ喉(のど)ガカラ/\ニ干涸(から)ビ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...大井川の水涸(か)れ/\にして蛇籠(じゃかご)に草離々たる...
寺田寅彦 「東上記」
...まるで胸の中も涸(ひ)あがってしまいました...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...まだきにやまべの串をもてきて呉れたるを鬼怒川のやまべ燒串うまけれどこゝろなの人やけふ持ちて來し鬼怒川の夏涸水のぬるき瀬にやまべとるらむみにも行かめど暑さはげしければ...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...水は年中涸れぬという...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...ちょうど乾涸(ひから)びた糒(ほしい)のようなもので一粒(ひとつぶ)一粒に孤立しているのだから根ッから面白くないでしょう...
夏目漱石 「道楽と職業」
...あつ喉が涸(かわ)く...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...川の水が涸れないと...
葉山嘉樹 「坑夫の子」
...寒中よりも涸れてるんですものね...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...村端の氷河を渡って涸雪(かれゆき)の山襞をたどり...
久生十蘭 「新西遊記」
...人類の創造力が涸渇しつくさない限り...
平林初之輔 「文芸は進化するか、その他」
...陽精涸渇(こかつ)した男に嫁するは閹人の妻たるに等しく何の楽しみもなければ...
南方熊楠 「十二支考」
...あるいは地変を経て泉のすでに涸(か)れたるものがある...
柳田國男 「地名の研究」
...川水の涸渇(こかつ)しているときは...
吉川英治 「上杉謙信」
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