...水辺の草の歌はかき消すがごとく流れ去って...
上村松園 「謡曲と画題」
...もはや消す気もないようであった...
梅崎春生 「桜島」
...かき消すように消え失(う)せていた...
海野十三 「独本土上陸作戦」
...私のこの書の読者の憂鬱を消すために...
太宰治 「津軽」
...縁端(えんさき)から虚空に姿を消すかと思えば...
田中貢太郎 「切支丹転び」
...私が一生懸命にその幻影を打ち消すように努めていると...
谷崎潤一郎 「鍵」
...又がつかりして明りを消す...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...それを解消するのが――アルクイスト 二人のロッサムの夢ではなかった...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...そして又その対立が一つのものにまで解消することを理想とする...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...」茂夫は打消すようにそう答えたが...
豊島与志雄 「同胞」
...奥さんとのことを間接に打消すんだね...
豊島与志雄 「反抗」
...商品の陳列棚は姿を消す...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...どうしたって消すことはできないのです...
新美南吉 「小さい太郎の悲しみ」
...先づ灯を消すだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...誰かに明かりを消すようにささやいている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...食物と衣服を一番費消する人種というものは...
横光利一 「上海」
...上落合の新居に全部を費消す...
吉川英治 「年譜」
...それは容易に消すことができないほど強い印象であった...
和辻哲郎 「漱石の人物」
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