...これをさへ拂ひ消すめり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...此れにて万難を打消すべきを感じたり...
関寛 「関牧塲創業記事」
...噂の火の手を消すために...
太宰治 「新ハムレット」
...電燈を消すまえに...
太宰治 「春の盗賊」
...この矛盾が作家の真実で解消する...
種田山頭火 「其中日記」
...もしも先生がふと姿を消すようなことがあるとしても...
徳田秋声 「仮装人物」
...――之によって所謂熟練工の問題も原則的には解消するし...
戸坂潤 「読書法」
...私達の間から姿を消すことがあって...
豊島与志雄 「別れの辞」
...米友はまず提灯をふき消すだけの役目をすると...
中里介山 「大菩薩峠」
...何奴(なにやつ)かがそれを打ち消す...
広津柳浪 「今戸心中」
...まず日月出でて※火(しゃっか)息(や)まずと支那でいうのが西洋の「日は火を消す」と全(まる)反対(あべこべ)で面白い...
南方熊楠 「十二支考」
...しかも今頃になって……ハハハ……」と打消すには打消したものの...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...且つは私の心に消え残っている妄執を打ち消すよすがともさして頂きたいと思います...
夢野久作 「所感」
...遺憾なく抹消するに足る意外千万な鍵を指示している事を筆者は明言して憚らない者である...
夢野久作 「二重心臓」
...投げかけた暗影を一挙に揉み消す曖昧な力をさらに引き出そうと努めながら...
横光利一 「旅愁」
...火を消すに火をそそぐようなものでしょう...
吉川英治 「新・水滸伝」
...問題の人権擁護の勅命を取消す権利をまで握って...
和辻哲郎 「鎖国」
...それは容易に消すことができないほど強い印象であった...
和辻哲郎 「漱石の人物」
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