...それでも心の中のさびしさを打ち消すために思い入った恋人は仇(あだ)し男にそむいてしまっている...
有島武郎 「或る女」
...あわててもみ消す...
太宰治 「狂言の神」
...又がつかりして明りを消す...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...新しい種々の面影もその第一の記憶を消すにいたらなかったのである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...わざと発しられているものに相違ない‥‥ことによったら接吻の音を消すためかも‥‥ああ! なんという考えがその折わたしの心中に生じたことでしょう! わたしはその時...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...あなたの義務じゃありませんか」「でなければそれを取消すだけの事でしょう...
夏目漱石 「明暗」
...標木室の電燈を消す事を忘れてゐたやうな気がして...
林芙美子 「浮雲」
...目標を消す十一月×日浮世離れて奥山ずまい……ヒゾクな唄にかこまれて...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...かき消す事はない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...絶対にないことと打ち消すことはしなければなるまい...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そのほら穴の入口で足あとを消すという獣のようにしなさい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...とり消す...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...医師の門口(かどぐち)まで来りて掻き消すが如くに失せたり...
柳田国男 「山の人生」
...今に自分たちもここの家の火を消すのだと云っている顔に見えて来た...
横光利一 「旅愁」
...影を消すかも知れないが...
吉川英治 「江戸三国志」
...僕だけは抹消する...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...ふッと行燈(あんどん)を消す息がきこえて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...部屋の中の灯を周馬が吹ッ消すと...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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