...其(その)間(ま)にも崖の木の葉が、光り又消える...
石川啄木 「鳥影」
...直ぐ消えるように...
海野十三 「空襲葬送曲」
...つづいて黒衣婦人の姿も地底に消えると...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...消えるように逃げさってしまったのです...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...もし一緒に泣いてやってこの三人の悲しみが消えるものならばいくらでも私も代って泣いてやりたいほどに胸が迫ってきた...
橘外男 「逗子物語」
...ぱっと光ってすぐに消える何かが...
豊島与志雄 「食慾」
...すぐ消えるには消えたが...
夏目漱石 「こころ」
...闇に消える棺桶をしばらくは物珍らし気に見送って振り返った時...
夏目漱石 「琴のそら音」
...尾の消える縄に似た火は余をしてたしかに余が未来の細君をとっさの際に思い出さしめたのである...
夏目漱石 「琴のそら音」
...でなきゃ燃え尽しているはずだ」「なーる」「土蔵の中で蝋燭はひとりで消えるはずはないよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もし私がフリーダの視界からすっかり消えるとしても...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...すぐ消えるのを見た...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...しかも消えるように所在知れずになったそれらと...
本庄陸男 「石狩川」
...天井は暗いからいつ玉が消えるのだかわからない...
牧野信一 「海棠の家」
...朝日に消える星のように...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「最後の晩餐」
...ほったらかしておくほうは小言の火の手が自然にくすぶって消えるまで勝手だろうが...
正岡容 「小説 圓朝」
...そんな事知らないんですよ!(シャベルを持って小走りに扉から消える)お光 ……(その後姿を見送ってから...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...すべてが消える、金(きん)の輪の太陽までが風の中...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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