...その辺の消息に至つては...
芥川龍之介 「龍村平蔵氏の芸術」
...佛蘭西詩壇一部の極端派を制馭する消極の評論としては...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...だから足跡が松の木の下で消えているように見えるのではないですか」そういったのは...
海野十三 「四次元漂流」
...羞恥(しゅうち)で消え入りそうになりながら...
田中英光 「オリンポスの果実」
...従ってそれだけの心のエネルギーを余計に消磨させなければならない...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...どこかへ消し飛んでしまつた...
徳田秋聲 「籠の小鳥」
...この巨大な白熱戦の中に消え失せてしまった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...森の中へ消えていった...
直木三十五 「近藤勇と科学」
...過去(くわこ)の苦(くる)しかつた記念(きねん)である其(そ)の缺乏(けつばふ)した米(こめ)や麥(むぎ)を日(ひ)毎(ごと)に消耗(せうまう)して行(ゆ)くのである...
長塚節 「土」
...そのまま消息を絶ってしまった...
中村地平 「霧の蕃社」
...今まで明らかに彼女を照らしていた二階の上(あが)り口(くち)の電灯がぱっと消えた...
夏目漱石 「明暗」
...私の鬱憤はすつかり消散してしまつた...
萩原朔太郎 「中央亭騷動事件(實録)」
...それが消えると、また元の陰気な表情に戻った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...動けば動く程消極的に縮んで行く玩具のコマになるより他に術がない気がした...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...荒神様が消えると耶蘇が出て来た...
正岡子規 「ラムプの影」
...その最後の印象によってつねに前にある印象は打消されなければならないであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...頬の微笑を消さなかった...
山川方夫 「その一年」
...姿を消してしまった...
吉川英治 「源頼朝」
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