...フッと消えちゃったよ...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...私のこの書の読者の憂鬱を消すために...
太宰治 「津軽」
...表通のラディオや蓄音機の響も素見客(ひやかし)の足音に消されてよくは聞えない...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...その濁水のしみはエジプトの土地を離れるまで消えなかった...
野上豊一郎 「処女の木とアブ・サルガ」
...林に日はうらら雪は消えねど草は萌(も)え雪の中にも春は来る花は咲かねど鳥は啼き鳥の声にも春は来る羊の牧場牧場(まきば)で 笛吹く笛を 吹く雀も 帰つたトツピー...
野口雨情 「未刊童謡」
...一月×日積る淡雪積ると見れば消えてあとなき儚なさよ柳なよかに揺れぬれど春は心のかはたれに……時ちゃんの唄声でふっと目を覚ますと...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...すっかりこちらの顔から笑いの影が消え去らぬうちに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...消毒ポンプの筒口をぬいた...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...さっとそれは消え失せた...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...自分の前をちらりと通りすぎただけでその儘消え去るかと見えた一人の旅びと...
堀辰雄 「菜穂子」
...葉陰に消えるが早いか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...川霧の消えて行くその朝...
本庄陸男 「石狩川」
...直ぐに何処かへ消えてしまつた...
牧野信一 「競馬の日」
...――消防小屋は人のざわめきで一杯であつた...
牧野信一 「月あかり」
...三月四日(消印)〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕三月三日 第十二信ああ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あの時の誓いを取消してくれと...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...私はまだ雪の消え尽くさない...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
...燈火を消してしまつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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