...手の上のやけどのあとも消えてしまいました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「野のはくちょう」
...本当にこの世から姿を消した...
海野十三 「千早館の迷路」
...消えてなくなりました...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...次いで座敷の行燈(あんどん)の火も消した...
江見水蔭 「備前天一坊」
...夫に官金費消罪を犯させた土地にまず第一に乗り込んでまいり...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「機密の魅惑」
...そのまの悪さをすぐに、ふっ消すように、マスノはれいのゆたかな声で、「さ、先生はここ...
壺井栄 「二十四の瞳」
...ベランダの天井の電燈は消えていたが上がり口の両側の柱におのおの一つずつの軒燈がともり...
寺田寅彦 「人魂の一つの場合」
...軒をめぐって消えてしまいましたけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...いつかはこの島々も消えてゆくなり牛と鶏だけが生きのこってこの二つの動物がまじりあう羽根のはえた牛とさかをもった牛角のはえた鶏尻尾(しっぽ)のある鶏...
林芙美子 「新版 放浪記」
...賭場の電灯が瞬くように消えたり点いたりする...
久生十蘭 「魔都」
...次の瞬間、テーブルのランプが引っくり返り、明かりが消え、部屋全体が真っ暗になった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...火の消えかかる時代...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...研究され消化された死である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ついにそこで自分の存在をかき消した...
山本周五郎 「山彦乙女」
...絃歌の賑わいも夢となって火の消えたような有様...
山本笑月 「明治世相百話」
...消え入るように云った...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...灯(あかり)を消して裸に成つて寝たりしたのは一寸(ちよつと)凄い気持を与へたが...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...江戸を立った時からの日数を繰ってみると、もう四十日近い時間が空しく、まったく空しく、消えているのだ...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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