...ただいまは高原君が樺太旅行談つけたり海豹島(かいひょうとう)などの話をされましたが実地の見聞談で誠に有益でもあり...
夏目漱石 「中味と形式」
...まだ海豹島(かいひょうとう)へ行って膃肭臍(おっとせい)は打っていないようであるが...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...氷と海霧にとざされた海豹島で遭遇したある出来事を思い出させる...
久生十蘭 「海豹島」
...海豹島(露名、チェレニ島、ロッペン島)は樺太の東海岸、オホーツク海にうかぶ絶海の孤島で、敷香から海上八十浬、長さ二百五十間、幅三十間、全島第三紀の岩層からなる、テーブル状の小さな岩山の四周を、寂然たる砂浜がとり巻いている...
久生十蘭 「海豹島」
...泛氷(はんひょう)の危険をおかして海豹島に赴くことになった...
久生十蘭 「海豹島」
...海豹島滞留日誌第一日一、三月八日、大泊(おおとまり)港を出帆した第二小樽丸は、翌々十日、午前十時ごろ、海豹島の西海岸、四浬ほどの沖合に到着した...
久生十蘭 「海豹島」
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