...平和の真光(まひかり)に浴するのである...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...「俺たちは太陽の光で新聞を読んだことがない」といつてゐる看守たちが少しの恩典にも浴することが出来なかつたのは何としたことでせうか...
石川三四郎 「農民自治の理論と実際」
...国家の統制下にある官吏が特別の恩賞に浴するのは当然であろうが...
石原莞爾 「最終戦争論」
...湯の元へ行って岩の中の温泉に浴すると...
板倉勝宣 「春の上河内へ」
...唯或池に浴することを禁ぜられたり...
高木敏雄 「比較神話学」
...ついでに入浴する...
種田山頭火 「其中日記」
...一たび之れに浴するものは為に死を致さむことを思ふ然れども知己の恩は私恩に同じからず私恩を介するものは概ね利害にして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...そして魂が浴する青春の泉は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ますます眷顧に浴することが深くなるにつれて...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...妾の入浴するごとに彼は来りて垢(あか)を流しくれ...
福田英子 「妾の半生涯」
...それとも水浴するナイアスの白い素肌であったのかしら...
ホーフマンスタール Hugo von Hofmannsthal 木下杢太郎訳 「チチアンの死」
...ところによっては民間でその実を風呂の湯に入れて入浴する...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...日高郡南部町などは夏日海浴する小児が鮫に取られた事少なからず...
南方熊楠 「十二支考」
...けだし三月三日は仏を浴し六月六日は狗(いぬ)を浴する当時の風だったから...
南方熊楠 「十二支考」
...土人は斎戒沐浴するとのこと...
横光利一 「欧洲紀行」
...安奉線を往復する邦人の多く来浴する所になつてゐる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...水浴する男は、彼女に抱きつかれると、浜辺を指して逃げて来る...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...東洋でも熱い国では水に浴するがこれは同じ意味のものと認めてさしつかえない...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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