...彼女は浮評を気にして、周りの人の目が気になっている...
...彼は浮評を抱えているが、実際には凄く優秀な人物だ...
...浮評を払拭するために、彼は真剣に仕事に取り組んでいる...
...彼女の浮評は、噂話によって広がっていった...
...浮評を信じて、人を判断するべきではない...
...水戸の烈公さんなんて、あれでなかなか強(ごう)の者(もの)でいらっしゃったるそうな」「水戸様の奥向は大変なことだってなあ、で、以前一ツ橋様なんぞがお世継(よつぎ)になろうものなら、それ、あの親子して狒々(ひひ)のように大奥を荒し廻るのが怖ろしいと、将軍様の大奥から故障が出て、温恭院の御生母本寿院様などは、慶喜が西丸へ入れば、わたしは自害すると言って、温恭院様の前でお泣きなされたそうな」「奥向ばっかじゃないな、御領内の女房狩りでは、百姓の女房でもなんでも御寵愛(ごちょうあい)なさるそうだげな、前中納言様が……」時々、水戸家に関する有る事、ない事の浮評が、この辺、この連中にまで伝わっていると見え、消えかかった提灯の蝋燭(ろうそく)が、またはずみよく燃えさかるのである...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここからは草で見えぬわ」「浮評(うわさ)に聞える御社(みやしろ)はあのことでおじゃるか...
山田美妙 「武蔵野」
...太(いと)う武芸に長(た)けておじゃるから思いやるも女々しけれど……心にかかるは先ほどの人々の浮評(うわさ)よ...
山田美妙 「武蔵野」
...新田の君は足利に計られて矢口とやらんで殺されてその手の者は一人も残らず……ああ胸ぐるしい浮評じゃわ...
山田美妙 「武蔵野」
...そんな人気的な浮評(ふひょう)こそ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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