...近くの川で、浮葉を拾って遊ぶ子供たちがいた...
...滑りやすいので、川に浮葉が散らばっていると本当に危ない...
...この茶は、上品な香りと浮葉のような淡い色合いが特徴的だ...
...娘が手作りした浮葉の飾りが、玄関先を華やかに飾ってくれた...
...レストランで注文した料理に、香ばしい浮葉が添えられていた...
...たゝみ来る浮葉(うきは)の波のたえまなく五月二十一日 家庭俳句会...
高浜虚子 「五百五十句」
...相語り池の浮葉もうなづきぬ五月三十一日紅緑(こうろく)上京...
高浜虚子 「五百五十句」
...巻葉より浮葉にこぼせ蓮の雨 杉月辻君に衣(きぬ)借られな鉢叩 旧国夙く起よ花の君子を訪ふ日なら 召波うき我に砧(きぬた)うて今は又止みね蕪村のごとく命令体のもあります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...その浮葉には別に一つの茎が永く永く延びていて...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...蓮は既に根も絶えたのか浮葉もなく巻葉も見えず...
永井荷風 「百花園」
...さっきの鯉が薄赤く浮葉の下を通る...
夏目漱石 「虞美人草」
...温(ぬる)む水に根を抽(ぬきん)でて這(は)い上がる蓮(はす)の浮葉を下に...
夏目漱石 「虞美人草」
...金葉集にも秋隔一夜(あきひとよをへだつ)といへる事をよめる 中納言顕隆みそきするみきはに風の涼しきは一夜をこめて秋やきぬらん百首歌の中に秋立心をよめる 春宮大夫公実とことはにふく夕くれの風なれと秋たつ日こそ涼しかりけれの外に水風暮涼といへる事をよめる 源俊頼朝臣風ふけは蓮(はす)の浮葉(うきは)に玉こえて涼しくなりぬひくらしの声といふ夏の歌を載せたり...
正岡子規 「すゞし」
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松本たかし 「松本たかし句集」
...蓮(はす)の浮葉(うきば)のいまだしげに浮んだ池の汀(みぎわ)に映っているありさまは...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...蓮(はちす)の浮葉(うきは)掻(か)き分けて棹(さを)さしめぐる湖(みづうみ)や落つる天(そら)の雲(くも)染(そ)めて夕(ゆふべ)の浪は靜(しづ)かなり筑波(つくば)も暮(く)れぬ野も暮れぬ唄も暮れぬる藻刈船(もがりぶね)撓(しな)へる棹をあやつりて行くべき方も暮(く)れにけり私が歩けなくなつた頃(ころ)...
横瀬夜雨 「筑波ねのほとり」
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横瀬夜雨 「花守」
...睡蓮の花の間に渦紋の漂い密集した浮葉の群青のその配置は...
横光利一 「旅愁」
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