例文・使い方一覧でみる「浮腰」の意味


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...浮腰の膝をついた...   浮腰の膝をついたの読み方
泉鏡花 「薄紅梅」

...――自分が引添うているようで、現在(いま)、朝湯の前でも乳のほてり、胸のときめきを幹でおさえて、手を遠見に翳(かざ)すと、出端(でばな)のあし許(もと)の危(あやう)さに、片手をその松の枝にすがった、浮腰を、朝風が美しく吹靡(ふきなび)かした...   ――自分が引添うているようで、現在、朝湯の前でも乳のほてり、胸のときめきを幹でおさえて、手を遠見に翳すと、出端のあし許の危さに、片手をその松の枝にすがった、浮腰を、朝風が美しく吹靡かしたの読み方
泉鏡花 「怨霊借用」

...首を動してはうしろをふり向く顏が見える道を行く人は立止つて浮腰になつて迷つてゐる...   首を動してはうしろをふり向く顏が見える道を行く人は立止つて浮腰になつて迷つてゐるの読み方
千家元麿 「自分は見た」

...パーヴェル・パーヴロヴィチはまたもやそわそわと浮腰になったが...   パーヴェル・パーヴロヴィチはまたもやそわそわと浮腰になったがの読み方
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」

...首を伸し浮腰になつて歩み過る人に氣をつけてゐる中...   首を伸し浮腰になつて歩み過る人に氣をつけてゐる中の読み方
永井荷風 「或夜」

...うつむいた浮腰(うきごし)を横の方から...   うつむいた浮腰を横の方からの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...浮腰のようなふわふわした歩き方をしていたが...   浮腰のようなふわふわした歩き方をしていたがの読み方
林芙美子 「泣虫小僧」

...浮腰たった人々を大きな声で呼びとめて...   浮腰たった人々を大きな声で呼びとめての読み方
本庄陸男 「石狩川」

...何時どんなことが起らぬとも限らないし……」とYは浮腰になつてつぶやいてゐた...   何時どんなことが起らぬとも限らないし……」とYは浮腰になつてつぶやいてゐたの読み方
牧野信一 「ブロンズまで」

...読者は作者の浮腰を感じるのである...   読者は作者の浮腰を感じるのであるの読み方
宮本百合子 「一連の非プロレタリア的作品」

...けれ共子はもう浮腰になって仕舞って...   けれ共子はもう浮腰になって仕舞っての読み方
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」

...その騒ぎの最中二階では浮腰になって居る清川をまあまあと云って山田の主人が独りで機嫌よく酔って居た...   その騒ぎの最中二階では浮腰になって居る清川をまあまあと云って山田の主人が独りで機嫌よく酔って居たの読み方
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」

...いま浮腰になった男を指さして...   いま浮腰になった男を指さしての読み方
山本周五郎 「花も刀も」

...男は浮腰のまま、ぺこりとおじぎをしたが、いまにも逃げだしそうなようすだった...   男は浮腰のまま、ぺこりとおじぎをしたが、いまにも逃げだしそうなようすだったの読み方
山本周五郎 「花も刀も」

...久米之丞は渋々ながら浮腰をおろして...   久米之丞は渋々ながら浮腰をおろしての読み方
吉川英治 「江戸三国志」

...三人とも恟(ぎょ)ッとしたように浮腰を立てかけると...   三人とも恟ッとしたように浮腰を立てかけるとの読み方
吉川英治 「かんかん虫は唄う」

...福知山方の面々は俄かに喜色を漲(みなぎ)らせ思わず浮腰になって伸び上がる者もあり...   福知山方の面々は俄かに喜色を漲らせ思わず浮腰になって伸び上がる者もありの読み方
吉川英治 「剣難女難」

...男の体は浮腰になっていた...   男の体は浮腰になっていたの読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

「浮腰」の読みかた

「浮腰」の書き方・書き順

いろんなフォントで「浮腰」


ランダム例文:
こっくりこっくりする   老い込み   手のうち  

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