...それはガスの中に浮游するであろう...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...空中に幾万となく数知れず浮游していた蚊を...
池谷信三郎 「橋」
...怪しき浮游物(ふゆうぶつ)が見えまァす」怪しき浮游物が?いったいなんであろう...
海野十三 「海底大陸」
...いわゆる宇宙塵(コスミックダスト)として浮游(ふゆう)している...
寺田寅彦 「塵埃と光」
...隧道内の空気中にはレールや機関の摩擦のために生ずる微細な鉄粉がかなりに浮游しているが...
寺田寅彦 「話の種」
...至るところに浮游しています...
豊島与志雄 「奇怪な話」
...至る所に浮游しているかも知れない...
豊島与志雄 「奇怪な話」
...朦朧と浮游しているのであるが...
豊島与志雄 「都会の幽気」
...朧な命を得て浮游する...
豊島与志雄 「都会の幽気」
...それでもっとずっと長い間空中に浮游していて...
中谷宇吉郎 「雨を降らす話」
...見る間(ま)に三万坪に余る過去の一大磁石(いちだいじしゃく)は現世(げんせ)に浮游(ふゆう)するこの小鉄屑(しょうてつくず)を吸収しおわった...
夏目漱石 「倫敦塔」
...百足は悠々と金色の胴体をうねらせて面白気に浮游してゐる...
牧野信一 「鱗雲」
...さうしてそれはブランコのやうに浮游した...
牧野信一 「痴想」
...生暖かい水の中を浮游(ふゆう)している夢を見初める...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...私は今朝(けさ)あの七号室で眼を開いた時と少しも変らない……依然としてタッタ一人で宇宙間を浮游(ふゆう)する...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...五ツの銀光星が北斗のように斜めに浮游することしばらく...
吉川英治 「銀河まつり」
...藤甲の兵はみなよく水に身を浮かして自由自在に浮游(ふゆう)します...
吉川英治 「三国志」
...この大湖沼の周囲を浮游(ふゆう)していた...
吉川英治 「新書太閤記」
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